横浜市の「お悔やみ窓口」、全区展開が決定
株式会社鎌倉新書が支援する「お悔やみ窓口」が、2025年10月から横浜市内の全区役所に導入されることが発表されました。この窓口は、超高齢社会におけるニーズの高まりに応じて、遺族が直面する手続きの煩雑さを軽減することを目的としています。
取り組みの背景
ご家族の方がなくなると、年金や保険、税金に関する手続きが求められ、遺族にとっては大きな負担となります。このような状況を受けて、全国で「お悔やみ窓口」が設置されています。横浜市でも2024年1月から鶴見区と瀬谷区で試行が行われ、その効果が確認されたことから、全区役所への展開が決まりました。利用者からは、手続きがスムーズに進んだとの感謝の声が寄せられています。
この窓口では、専門のスタッフが遺族のヒアリングを行い、必要な手続きを整理して案内します。これにより、遺族が少しでも安心して次のステップを進められるようなサポートを提供します。
具体的な取り組み内容
「お悔やみ窓口」の運営においては以下のような内容が含まれています。
1.
相談環境の整備:プライバシーやバリアフリーに配慮した相談窓口の設置。
2.
遺族へのヒアリング:必要手続きの抽出と案内を通じて、スムーズな手続きを実現します。
「お悔やみ窓口」の利用方法
この窓口は基本的に予約制で、亡くなった方が住民登録をしていた区役所で利用できます。予約はウェブサイトまたは電話で行い、4営業日前の16時までに済ませる必要があります。
開設予定
- - 2025年10月開設: 神奈川区、中区、港南区、磯子区、金沢区、緑区、青葉区、戸塚区
- 予約受付開始:10月8日
- 対応開始:10月15日
- - 2025年12月開設: 西区、南区、保土ケ谷区、旭区、港北区、都筑区、栄区、泉区
- 予約受付開始:12月9日
- 対応開始:12月15日
受付時間: 午前8時45分~午後5時(区役所開庁日)
予約枠: 9:00~、10:30~、13:30~、15:00~
>> 詳細情報は
横浜市公式サイトを確認してください。
今後の展望
鎌倉新書は、自治体や内閣官房、総務省、デジタル庁との連携を通じて、地域住民の終活支援に関する協定の推進、自治体のDX支援、そして「死亡・相続ワンストップサービス」の拡充支援に取り組んでまいります。
これからも、地域のニーズに応じた支援を行うことで、地域住民の負担を軽減し、より良い社会づくりに貢献していきます。