中日本メディカルリンク株式会社とエシカルプロジェクトの誕生
大正8年に創業された中日本メディカルリンク株式会社は、長野県松本市を拠点に医療用機器や医薬品の販売を行っています。この歴史ある企業が新たに立ち上げた「エシカルプロジェクト」は、地域経済や自然環境の保護という社会的なミッションを持っています。
企業の背景
創業者の中島次太郎氏は、地域の医療活動を支えるために「中島尚誠堂」を立ち上げました。彼が掲げる「奉仕」の理念は、現在も社員の活動を支える大切な基盤となっています。この理念のもと、中日本メディカルリンクはこれまでにペットボトルキャップの回収やピンクリボン運動など、地域貢献活動を行ってきました。さらに、経産省からは健康経営優良法人としての認定を受け、持続可能な開発目標(SDGs)にも積極的に寄与しています。
エシカルプロジェクトの目的
新たに始まったエシカルプロジェクトでは、地元で製造されたヘアケア商品「幾重」の販売を通じて、地域経済の循環と自然環境の保護を実現することを目指しています。プロジェクトには20代、30代の若手社員が中心に関わっており、未来を見据えた取り組みが進められています。「幾重」には、木曽駒ケ岳からの天然シリカ水が使用されており、製品の質の高さにも注目です。
地域への貢献
このプロジェクトは、単に商品を売るだけでなく、地域経済や雇用の維持、障がい者雇用の促進にも寄与することを目指しています。例えば、「幾重」の販売が進むことで、製品の生産に関わる障がい者雇用の維持にもつながると期待されています。また、地域医療・介護の発展も重要な目標の一つです。
プロジェクトの活動内容
- - ヘアケア商品「幾重」の販売を業務の中心に据える。
- - 障がい者就労支援施設やその関連機関との連携を深め、インクルーシブ社会への意欲を高める活動を行う。
- - 社員やその家族に対するエシカル消費の周知の取り組み。
- - 地域医療や福祉従事者の生活の質を向上させるための支援活動。
社長のコメント
上野社長は、「私たちの医療・福祉の販売体制を活かし、作り手と消費者の架け橋となることで持続可能な地域の未来を築きたい」と熱い思いを語っています。
社会的な意義
プロジェクトメンバーの唐澤氏は、医療という社会インフラの一端を担う企業としての自覚を新たにし、エシカル消費の理解を深める重要性を強調しています。「幾重」が持つ社会的意義について、より多くの人に知ってもらいたいという願いが込められています。
会社概要
- - 会社名:中日本メディカルリンク株式会社
- - 所在地:長野県松本市丸の内8番1号
- - 設立:1919年4月
- - 資本金:4600万円
- - 事業内容:医療用機器・材料、医薬品、介護用品販売
- - Webサイト:公式サイト
エシカルプロジェクトを通じて、地域の人々が健康で豊かな生活を送るために、中日本メディカルリンクは引き続き努力していくことでしょう。