村尾鍍金工業が新たな鍍金加工の選択肢を提供
大阪市に拠点を置く村尾鍍金工業が、9月1日より最少ロット1つからの鍍金加工を始めることを発表しました。新型コロナウイルスの影響で、小規模なロットの需要が高まる中、これは非常に注目すべきニュースです。
新型コロナが影響した受注ニーズ
最近の経済状況を考えると、多くの製造業が困難な状況に直面しています。パンデミックにより、多くの企業が生産を見直し、必要最低限のロット数での受注を希望するようになりました。そのため、村尾鍍金工業は、より柔軟な対応ができる体制を整えることにしたのです。
手作業による高品質な鍍金加工
通常、鍍金加工は大量生産に適した機械化が主流ですが、村尾鍍金工業では手作業による鍍金加工を提供しています。この方式により、最少ロット、つまり1つからの注文にも対応できるため、個々のニーズに合わせた細かな対応が可能です。これが、同社の大きな強みとなっているのです。
加えて、村尾鍍金工業では六価クロムを使用せず、環境に配慮した代用めっきのスズコバルトめっきを採用しています。この取り組みは、欧州のRoHS基準にも適合しており、環境や人々に優しい加工を提供する姿勢が評価されています。
一貫した社内加工体制
当社では、研磨からめっき、さらにはクリア塗装までを一貫して社内で行うことができます。また、研磨やクリア塗装だけの依頼も受け付けているため、顧客の多様なニーズに応えています。鉄、真鍮、ステンレス、アルミニウム、さらには亜鉛ダイカスト製品の鍍金が可能で、サイズ的にも800mm x 800mm x 300mmまでの加工が行えます。特に長物については900mmまで加工可能で、手作業の場合は最大2000mmまで対応可能です。これにより、あらゆる製品に対する加工が可能となります。
相談から始める試作
村尾鍍金工業では、新規の顧客に対しても試作から始めることを提案しています。めっき加工についての悩みや疑問はもちろん、どんな小さなことでも相談できる体制を整えています。これにより、顧客は安心して任せることができるでしょう。
会社概要
- - 設立: 昭和31年7月9日
- - 所在地: 大阪市生野区巽北1-7-11
- - 代表者: 村尾貴志
- - 連絡先: 06-6751-4631
この新たな取り組みは、村尾鍍金工業が変化する市場環境に応じたサービスを迅速に提供できる企業であることを示しています。今後の展開にも注目です。