富士急ハイランド内に多文化対応のインド料理店『クリシュナ』がオープン

富士急ハイランド（山梨県富士吉田市）が、2025年6月14日（土）に新たなインドビュッフェレストラン『クリシュナ（KRISHNA）』を開業します。この取り組みは、インバウンド観光需要の多様化に対応するための一環であり、隣接するハイランドリゾートホテル＆スパ内に位置します。

『クリシュナ』は、日本とインドの文化的なつながりを強化し、富士山周辺の自然美や文化を世界に発信することを目的としており、両国の友好関係の深化にも寄与することを目指しています。

富士急ハイランドのインド市場への新たなアプローチ

富士急ハイランドは、観光業のニーズが多様化する中で、新しい市場への進出を図っています。新たにオープンする『クリシュナ』は日本国内のインド人観光客だけでなく、急成長するインド市場にも対応できる施設としての当初の一歩です。インド市場は膨大な人口と急速な経済成長を背景に、観光業界にとって注目すべきターゲットとなっています。

『クリシュナ』は、ハラールやベジタリアン向けの多様なメニューを提供し、訪日観光客の様々なニーズに応えます。また、インドからの観光客の増加が予想されることを受け、特別なマーケティング戦略の展開も計画。これにより日本とインドの文化交流をさらに促進し、長期的な成長を達成することを目指しています。

高級インド料理を提供する『クリシュナ』

今回オープンする『クリシュナ』では、Veda株式会社の協力を得て、有名インド料理店『AHILYA（アヒリヤ）』のシェフを迎え入れています。『AHILYA』は、南青山を中心に展開する店舗で、地元の味をそのまま再現した本格インド料理を提供しています。

『クリシュナ』では、豊富な種類のナン、香り高いカレー、デザートなど、贅沢で伝統的なインド料理を楽しむことができます。また、ベジタリアン、ノンベジタリアン、ハラール対応のメニューも用意しており、多様な文化的背景を持つお客様に対しても快適な食事体験を提供します。ハラール認証を受けた食材を使用し、訪れる全ての人々が安心して楽しめる環境を整えています。

富士急グループの観光業への取り組み

富士急グループは、富士急ハイランドの『クリシュナ』開業を通じて、日本とインドの文化交流を促進し、さらなる魅力の創出に力を入れています。昨年には、駐日インド大使館と山梨県との共催で『Mt.FUJI ヨガフェスティバル in YAMANASHI』を開催し、約200名のヨガ愛好家が集まり、インド文化と富士山の魅力を結ぶイベントとして話題を呼びました。

歴史的には、インドのモディ首相が過去に『ホテルマウント富士』を訪れたこともあり、その実績を活かしつつ、国際交流のプラットフォームとしての価値向上を目指しています。今後も、富士急グループはインド市場をはじめとする海外市場での観光施策やイベントを展開し、富士山地域のブランド力強化とグローバルな集客力を向上させることを目指しています。