ライドシェアの実証運行
2024-10-03 00:51:06

上士幌町が公共ライドシェアで高齢者の移動支援を強化

上士幌町が公共ライドシェアで高齢者の移動支援を強化



北海道上士幌町で、新しい公共交通の形として公共ライドシェアが導入されました。この取り組みは、高齢者や免許返納者など、町内のすべての住民が安心して暮らせる公共交通網を構築することを目指しています。

上士幌町における公共ライドシェアの実証運行は、国土交通省が推進する「令和6年度 共創・MaaS実証プロジェクト」の一環で、日本郵便株式会社と連携し、郵便局のドライバーと車両を活用することによって成り立っています。これにより、上士幌町の地域課題を解決し、全国的な移動問題にも対応できるモデルの構築を図ります。

実証運行の概要


この公共ライドシェアは、特に農村地域に住む高齢者の移動手段の確保を目的としています。上士幌町が運行主体となり、地元の郵便局が「モノ」と「人」を同時に輸送する貨客混載の運行を実施します。郵便局の通常業務を行いながら、地域住民の輸送も行うため、効率的な運行が期待されています。

利用者は、町が貸与したタブレットを使用して予約を行い、高齢者等福祉バスで普段の移動をサポートします。予約が入った際には、運行に合わせて必要な荷物も一緒に運搬される仕組みです。

予約方法と運行スケジュール


実証運行は令和6年10月1日から11月29日までの期間に行われ、火曜日、木曜日、金曜日に運行が予定されています。利用対象者は、上士幌町の居辺地域に住む高齢者で、乗車定員は1名(乗務員は除く)です。運行時間は9:30から15:30までの1時間間隔で、事前に予約を行う必要があります。運賃は片道1,000円で、農村部から市街地へのアクセスを提供します。

上士幌町の魅力


北海道十勝地方に位置する上士幌町は、約5,000人が暮らす町で、面積は東京23区よりも広く、76%が森林で覆われた自然豊かな環境です。特に「熱気球のまち」としても知られ、全国トップクラスの酪農業が各所で行われており、地域共同体の持続可能性を高めるための様々な取り組みも行われています。最近では、自動運転バスやドローン配送などICT技術を駆使し、SDGsアワードでも内閣官房長官賞を受賞するなど、地域の活性化に努めています。

地域活性化の一環として、テレワークやワーケーションの誘致も進め、関係人口の増加にも寄与しています。地域の特性を生かした移動手段の確保は、今後の持続可能な社会に向けた一歩です。

お問い合わせ


この実証運行についての詳しい情報や予約は、上士幌町役場デジタル推進課(担当:梶・鈴木)にお問い合せください。郵便番号080-1492、電話番号01564-7-7230まで。メールでの問い合わせも受け付けています。

このように、上士幌町の公共ライドシェアは、高齢者の移動支援を目的とし、地域の活性化を図る大きな取り組みです。今後は、他の地域でもこのモデルが展開されていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
上士幌町
住所
北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線238番地上士幌町役場
電話番号

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