公益財団法人岩佐教育文化財団が2022年に創設した「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」の第1回受賞者が決定しました。
この賞は、SDGs達成に向けて地道な活動を続ける個人や団体を応援することを目的としています。第1回の応募総数は1325件にのぼり、厳正な審査の結果、8つの部門から計23組の受賞者が選ばれました。
受賞者には、部門ごとに100万円から2000万円の賞金が贈られます。
岩佐教育文化財団の代表理事である岩佐実次氏は、「受賞者だけでなく、応募されたすべての方々に敬意を表します。みなさんの活動が、より一層広がっていくことを願っています」とコメントしています。
受賞者と活動内容
医療の部
公益財団法人榊原記念財団附属榊原記念病院(賞金額2000万円)
活動内容:24時間365日、心臓急患を断らずに受け入れる活動
聖マリアンナ医科大学救急医学(賞金額2000万円)
活動内容:5Gネットワークを活用した災害やパンデミックへの対応
認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(賞金額1000万円)
活動内容:世界の医療格差解消に向けた活動
シャイン・オン!キッズ(賞金額500万円)
活動内容:闘病中の子供たちを笑顔にするためのファシリティドッグ・プログラム
一般財団法人日本女性財団(賞金額300万円)
活動内容:困窮する女性を救済するフェムシップドクターの活動
かえるハピネス訪問看護ステーション(賞金額200万円)
活動内容:医療的ケアや障害がある子供たちの学校支援プロジェクト
もりのこどくさん(20歳)(賞金額100万円)
活動内容:統合失調症の情報発信と当事者向けのメタバース空間「もりのへや」の運営
教育の部
NPO法人関西NGO協議会(賞金額300万円)
活動内容:国際協力・SDGs普及啓発事業「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth」
NPO法人さいたまユースサポートネット(賞金額300万円)
活動内容:若者向けの居場所「たまり場」の運営
一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと(賞金額300万円)
活動内容:ジェンダー視点を取り入れた防災教育
吉野正則さん(65歳)(賞金額200万円)
活動内容:「新しい公共」と「新しい公共サービス」を実現するエミプラスラボ合同会社の運営
菅野俊幸さん(55歳)福島市立吾妻中学校教諭(賞金額100万円)
活動内容:福島県の農業復興をテーマにした中学生向けの活動
田中祐輔さん(39歳)青山学院大学文学部准教授(賞金額100万円)
活動内容:日本語難民児童のための日本語学習アプリ「COSMOS」の無償提供
福祉の部
NPO法人情報ステーション(賞金額300万円)
活動内容:地域住民向けの民間図書館の運営
一般社団法人豊岡アートアクション(賞金額300万円)
活動内容:認知症演劇的介護や障害者ダンスワークショップ
合同会社Renovate Japan(賞金額300万円)
活動内容:住宅や仕事で困っている人への支援活動「タテナオシ」
中金竜次さん(52歳)(賞金額100万円)
活動内容:難病や長期慢性疾患の患者向けの就労支援
根岸誠一さん(42歳)(賞金額100万円)
活動内容:淡路島産の藍を使った水引制作と販売
松尾光晴さん(57歳)アクセスエール株式会社代表取締役(賞金額100万円)
活動内容:重度障害者の意思伝達手段の開発
環境の部
W&Mシステムズ合同会社(賞金額500万円)
活動内容:街の点字ブロックを活用した情報発信
マゴクリエーション株式会社(賞金額500万円)
活動内容:ガーナにおける電子機器のリサイクル工場建設
小豆川勝見さん(42歳)東京大学大学院総合文化研究科助教(賞金額100万円)
活動内容:福島県における放射線測定と解析
山下久美さん(41歳)マメムギモリノナカ代表(賞金額100万円)
活動内容:ミツロウラップの製造販売
平和の部
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい(賞金額500万円)
活動内容:生活困窮者の相談・支援
NPO法人テラ・ルネッサンス(賞金額300万円)
活動内容:紛争・災害の影響を受ける国々における難民支援
一般財団法人パスウェイズ・ジャパン(賞金額300万円)
活動内容:難民向けの教育支援
眞野明美さん(68歳)(賞金額200万円)
活動内容:難民・仮放免者への支援
石川明代さん(56歳)DETファシリテーター、バリアフリー社会人サークルcolors代表(賞金額100万円)
活動内容:障害平等研修(DET)の普及
芸術の部
クリエイティブ・アート実行委員会(賞金額200万円)
活動内容:障害のあるアーティストの発掘・育成
ミュージック・オフィス♪DoReMi(賞金額200万円)
活動内容:「音楽」の宅配便事業
田頭真理子さん(41歳)写真家(賞金額100万円)
活動内容:手話で奏でる「第九」の写真展
農業の部
田中陽可さん(31歳)自然栽培のイニアビ農園代表(賞金額200万円)
活動内容:世界から飢餓をなくすための自然栽培
渡邉優翔さん(21歳)大桑原つつじ園26代目当主、東京農業大学学生(賞金額100万円)
活動内容:福島県のツツジ再生プロジェクト
特別枠
NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(賞金額1000万円)
活動内容:空飛ぶ捜索医療団
第2回エントリー受付中
第2回の応募期間は、2022年11月7日(月)~12月6日(火)です。応募方法は、「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」の特設ウェブサイトから応募フォームに記入して送信してください。
岩佐教育文化財団について
岩佐教育文化財団の前身である「リソー教育岩佐財団」は、2010年の設立以来、東日本大震災復興支援活動をはじめ、全国各地の被災地支援、被災学生の奨学育英事業に継続的に取り組んできました。
2022年3月には「岩佐教育文化財団」として定款・名称を変更し、今回の「岩佐賞」をはじめ、奨学育英事業や環境教育事業などを通じて、児童・青少年の育成を支援しています。
お問い合わせ
「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」事務局
TEL:050-3623-0751(10:00~17:30、土日祝日・年末年始を除く)
MAIL:
[email protected]
主催:公益財団法人 岩佐教育文化財団
メディアパートナー:株式会社 朝日新聞社