全国初!水難事故発生場所が一目でわかる「水難事故マップ」
朝日新聞デジタルが、夏休みシーズンを前に、全国の海や川、湖沼などで起きた水難事故の発生場所を調べられる「水難事故マップ」を公開しました。このマップは、海上保安庁と公益財団法人「河川財団」がまとめた事故データを基に作成され、2013年から2022年までの事故情報を網羅しています。
海での事故8329件、川や湖沼での事故1230件と、膨大なデータが地図上に可視化されており、事故に遭った人の年代や、どんなレジャー中の事故だったのかを無料で確認できます。
海上保安庁のデータ提供で実現した全国マップ
注目すべきは、海上保安庁が位置情報を含んだ事故データを公開したのは今回が初めてということです。そのため、水の事故の発生場所を一括で確認できる全国マップは、これが初となります。
重大事故集中エリアも特定
朝日新聞は、東北大学の中谷友樹教授の監修のもと、地理情報の専門的な手法を用いて、水難事故の発生状況を分析しました。その結果、10年間で死亡者・行方不明者が5人以上いた場所が全国に47カ所、10人以上だと7カ所あることが判明しました。マップでは、これらの「重大事故集中エリア」も確認できます。
事故を防ぐための対策とノウハウも提供
水難事故を未然に防ぐため、朝日新聞デジタルでは、安全対策に関する情報をまとめた特設ページ「水の事故を防ぐために 安全対策Q&A」も公開しています。
さらに、事故が集中していたエリアを記者が訪れ、なぜそこで事故が多いのか、どんな対策が考えられるのかを調査する連載企画「水の事故ゼロへ マップで見る多発エリア」もスタートしました。
水難事故マップを活用して安全なレジャーを
夏休みは、海や川、湖沼など水辺でのレジャーを楽しむ機会が増えます。水難事故は、一瞬の油断が命取りとなる危険な事故です。朝日新聞デジタルの「水難事故マップ」を活用し、水辺での安全意識を高め、楽しい夏休みを過ごしましょう。