「二酸化タイル」の魅力
2024-12-04 10:28:59

環境への配慮を形にした新しい無焼成タイル「二酸化タイル」

環境配慮型内装用タイル「二酸化タイル」とは



日本エムテクス株式会社とアサヒ飲料株式会社が手を組み、画期的な無焼成タイル「二酸化タイル」を開発しました。この新商品は、空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収する特別な自販機から得た吸収材を利用し、環境に優しい建材として注目を集めています。

1. 「二酸化タイル」の特徴


このタイルは、CO2を吸収した吸収材と高炉スラグを主成分とし、その90%以上がアップサイクルされた材料で作られています。具体的には、アサヒ飲料の「CO2を食べる自販機」が1台あたり年間約20本分のスギの木に相当するCO2を吸収しており、これを利用したエコフレンドリーな商品です。

また、特徴的なのは無焼成であることです。従来のセラミックタイルの製造過程では、1200~1300度の高温で焼成する必要がありますが、「二酸化タイル」はモルタルを圧縮・硬化させる方式で製造されるため、製造時にはCO2の排出量を大幅に削減できます。

2. 環境負荷が低い


このタイルはカーボンネガティブであり、排出CO2がマイナスになるという特長も持っています。製品のライフサイクルアセスメント(LCA)によると、一般的な無焼成タイルに比べて、約103%ものCO2排出量を削減できることがわかっています。これにより、「二酸化タイル」は持続可能な建材としてのキャッチフレーズを掲げており、脱炭素社会の実現に向けた企業の姿勢を表しています。

3. 今後の展開


「二酸化タイル」は、2024年からの本格展開が待たれます。初めは床材としての販売を推進し、将来的には不燃認定を取得した上でサイズアップも計画中で、壁材としての利用も期待されています。このように、吸収材の活用を進めることで環境への貢献が増し、企業のカーボンニュートラル目標に貢献するでしょう。

4. 導入の利便性


「CO2を食べる自販機」は、関東・関西エリアを中心に設置させており、屋内外問わず様々な場所で稼働しています。脱炭素に向けたこの取り組みは、まず特許も取得しており、国内での初の試みとなります。

「二酸化タイル」は2025年4月からディベロッパーやハウスメーカー、工事会社に向けて販売される予定です。最新の製品仕様は、300x300mm、厚み10mmです。

日本エムテクスの屋号とともに、環境に優しい目新しい建材として、私たちの生活空間をより良く変えていく存在になるでしょう。


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会社情報

会社名
日本エムテクス株式会社
住所
東京都世田谷区駒沢2-16-18ロックダムコート3F
電話番号
03-5433-3450

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