新刊『乳幼児の「言葉」のしくみと発達の鍵』のご紹介
2025年8月4日、武蔵野大学教育学部の今福理博准教授による新しい書籍が登場しました。本書は、保育者や子育て支援者、教育関係者に向けて、子どもの「言葉」の発達について理解を深めるための実践ガイドとして編集されています。
言葉の育成に関する新たな視点
『乳幼児の「言葉」のしくみと発達の鍵:聞く・話す・関わる力の育み方』は、発達心理学の視点から、子どもの言語発達のメカニズムを解説すると同時に、日常的な保育の現場で実践できる「育むヒント」を豊富に提供します。著者は発達科学や心理学を専門とし、研究に基づいた実践的な内容をわかりやすくまとめています。
本書は、若手から中堅の保育者に特に有用であり、保育の質を向上させるための根拠ある方法論を提供します。「なぜその関わりが重要なのか」という問いに応えるため、理論と実践の両面からアプローチします。
実践者の視点を反映したコラム
また、本書には11名の保育士や幼稚園教諭、巡回相談員といった専門職のコラムも収載されており、実際の保育現場でのエピソードを交えています。具体的には、「こんなとき、どう寄り添うのか?」や「言葉にならない気持ちをどう受け止めるのか?」といった日常の疑問に対する知見を共有しています。これにより、保育者間の知識が深まり、実践に役立つ情報が得られるのです。
書籍概要と販売情報
この書籍はA5サイズ・136ページで構成されており、紙版と電子書籍版が用意されています。販売価格は税込み2,530円で、株式会社ぎょうせいから発行されます。購入はぎょうせいオンラインショップにて可能です。
購入リンク
発達心理学に基づいた内容
本書の内容は、以下の3つのSTEPに分かれています。
1.
「言葉」はどのように育つ?
- 発達の基礎から母語への適応、発話と文法能力の発達まで幅広く解説。
2.
社会性の育ちが「言葉」の発達に大切!
- 社会性とそれに伴う言語発達との関係性に注目し、認知能力の育成についても言及。
3.
「言葉」の発達を支える保育の実践
- 環境が発達にどのように影響を与えるか、また質の高い保育環境の重要性について詳述。
『乳幼児の「言葉」のしくみと発達の鍵』は、保育者のための価値のある一冊です。この知識をもとに、日々の保育に活用し、子どもたちの言葉の育ちを支えていくことが期待されます。