株式会社シーテックヒロシマ設立のご案内
海洋における共通の問題として挙げられるフジツボの課題から、株式会社シーテックヒロシマが誕生しました。我々は2021年6月1日に法人化し、海に関連する全ての産業をデータ化することで、その進化を促そうとしています。この取り組みは、広島県が主催するアクセラレーションプログラムであるD-EGGSプロジェクトに参加していた有志団体「海が好きじゃけぇ」からのスピンアウトによるものです。
設立背景
法人化により、我々はより多くの賛同を得て、有志団体での活動では難しかった製品開発を進め、海洋の問題を広く解決する手助けを行います。海洋産業のデジタル化を推進することで、さまざまな現場の課題を浮き彫りにし、持続可能な発展を目指します。
提供サービス
シーテックヒロシマが展開する主要なサービスは以下の通りです。
1. フジツボの除去システム
我々の技術は、画像解析とエジコンピューティングを駆使した自律型水中ドローンを使用します。このドローンは、海の構造物に付着したフジツボを効率的に取り除くことができ、従来の手作業による作業に比べて肉体的負担やコストを軽減します。この技術は特許出願中であり、今後の展開が期待されます。
2. デジタル技術導入支援
水産業は過疎化が進み、情報技術の導入が課題となっています。我々は顧客のニーズに応じた最適な技術を紹介し、導入からその後のサポートまでを行います。これにより、業界全体の技術レベルを底上げしたいと考えています。
3. SDGsの推進
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)のうち、「海の豊かさを守ろう」というテーマに注目し、特に周知が不十分なこの課題に対してセミナーを開催したり、具体例を発信します。海洋に関わる企業と連携し、SDGsを浸透させます。
プラットフォーム「Seatec HIROSHIMA」の構築
これらのサービスを通じて、海の課題をデータ化し、集め、解析していきます。その結果、プラットフォーム「Seatec HIROSHIMA」を創出し、海に関連する産業の持続可能な発展を図ります。成功することで、新たな市場を作り出し、大企業も参入できる環境を整えていくことを目指します。
課題解決へのアプローチ
現代の技術革新によって、海の作業はアナログからデジタルへと変化しています。海洋産業の従事者はアナログ手法に依存し続けてきたため、様々なトラブルに直面しています。私たちは、海の現場や経験をデータ化し、持続可能な海の産業を育てることに力を注ぎます。
会社概要
株式会社シーテックヒロシマ
海洋の課題解決に向けた我々の取り組みを通じて、広島を海洋テクノロジーの中心地とする未来を見据えています。