BAKUTANが東京大学「松尾研発スタートアップ」に認定され新たな挑戦へ

BAKUTANが東京大学「松尾研発スタートアップ」に認定

2024年、BAKUTAN株式会社は東京大学の優れた研究拠点「松尾研発スタートアップ」に認定され、この名誉ある地位を得た。この認定は、同社が掲げる「ミスマッチのない世界」というミッションに対しての高い評価を示している。この目標は、特に人材とHR（人事）領域において、情報技術とデザイン理論を用い、効果的なソリューションを提供することを目指している。

BAKUTANのビジョンと事業内容

BAKUTANは「ミスマッチのない世界」を実現するために、AI技術とマーケットデザインの知見を融合させ、様々な事業領域でのデジタル化を推進する。具体的には、HRテックにおいては採用から人材配置、能力評価に至るまで、業務を効率化し、高度化するための基盤モジュールを提供している。

また、AIソリューション事業では、企業の個別のビジネスニーズに合わせたカスタムAIや関連ソフトウェアの開発を行っている。特に人の意思決定に直結するレコメンドやマッチングアルゴリズムに特化しており、その成果は多数の企業で広く採用されている。

松尾研発スタートアップとは

「松尾研発スタートアップ」は、東京大学松尾研究室の卒業生や支援を受けた企業の中から、革新と成長の可能性を持つスタートアップを選抜するプログラムである。この認定は、技術の先進性と事業力を両立させた企業に与えられており、BAKUTANはその一員として、今後さらに成長が期待される。

小森谷CEOのコメント

BAKUTANの代表取締役社長、小森谷周大氏は今回の認定に際し、次のようにコメントしている。「BAKUTANが松尾研発スタートアップに選ばれたことを大変光栄に思います。少子高齢化が進む日本において、労働市場のミスマッチを解消し、社員のポテンシャルを最大限に引き出すことは急務です。データ解析とAIの活用を通じて、その未来を切り拓く準備を整えています。」

日本は現在、世界でも最も早く少子高齢化と人口減少に直面しており、これは日本が「課題解決の先進国」として新たなモデルを提供する重要な機会と捉えられている。BAKUTANはこの課題に対し、短期的な対策ではなく本質的な解決策の提供を目指している。

今後の展望

BAKUTANは、AIとマーケットデザインの研究成果を活用し、多岐にわたる人材ソリューションの開発を続けていく。具体的には、社内人材の最適配置を実現するアルゴリズムや、ESG（環境・社会・ガバナンス）に基づく人的資本の可視化ツールなどの開発が進行中である。

本認定は、BAKUTANにとって新たな挑戦と成長の契機となる。さらに国内外で高いレベルの課題解決モデルを創出し、社会に貢献していく意志を強く持っている。今後のBAKUTANの動向にぜひご注目いただきたい。