自動点呼機器「newmo点呼」が国交省認定を取得しタクシー業界に変革の兆し

自動点呼機器「newmo点呼」の選ばれる理由

新たに国土交通省の認定を取得した自動点呼機器「newmo点呼」は、タクシー業界における業務の効率化を促進することを目的に開発されました。特に、タクシー業界は法令に基づく始業・終業時の点呼業務が非常に重要でありながら、長年にわたって紙管理や複数システムの併用による非効率な運用が課題となっていました。この点呼機器の導入により、よりスムーズな業務運営が期待されています。

会社概要と背景

株式会社newmoは、2024年に設立されたモビリティスタートアップです。主に大阪府内で3社のタクシー事業者と連携し、約1,000台のタクシー車両と1,500名以上の従業員を擁しています。newmoは“利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”を目指し、AIを活用した業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）に力を入れています。

新体制が導入されたことで、月次の採用数が従来の3倍に増加し、車両稼働率も向上しました。このような取り組みを進める中で、自動点呼機器の開発が実現したのです。

自動点呼機器「newmo点呼」とは

本機器は、業務前の対面点呼と業務後の自動点呼を一台で実現します。ターミナルや車庫に設置された共用タブレットを使用し、画面の案内に従って点呼を行います。

自動点呼時には、異常がなければタブレットの操作のみで手続きが完了します。このシステムにより、記録精度が向上し、事務作業の負担が軽減され、運行管理の効率も高まります。さらに、基幹システムとの連携を通じて、業務全体が大幅に効率化されます。

今後の展開

9月より、未来都タクシーの一部営業所において「newmo点呼」の運用を開始しています。これから順次、newmoグループ全体への導入が予定されています。自社開発の内製システムを活用し、業務のDXを確立することを目標とし、各事業者において収益性の高いタクシー経営モデルを展開していく方針です。

タクシー業界の変革は、このような新しい技術の導入によって実現可能なものとなります。今後もnewmoがどのように業界に変化をもたらしていくのか、注目が集まります。自動点呼機器の普及は、単なる業務効率化にとどまらず、顧客サービスの向上にも寄与することでしょう。

まとめ

国交省から認定を受けた「newmo点呼」は、タクシー業界の未来に新たな道を切り開く重要な一歩です。業務効率化と運行管理の改善を実現するこのシステムは、業界における新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。新しい時代の到来を感じながら、タクシー業界がどのように進化するのか、引き続き注視していきたいところです。