KDDIがアドゥナに参加、グローバルなAPIイノベーションを促進する新たな一歩

KDDIがアドゥナに資本参加、通信APIの未来が変わる



2025年2月、スウェーデンのストックホルムで発表されたアドゥナとKDDIの提携は、通信業界における新たな局面を迎えています。アドゥナは世界的な通信事業者とエリクソンが集結して作った合弁会社であり、グローバルなネットワークAPIの導入とイノベーションの推進を目指しています。

このたびの提携によって、KDDIがアドゥナの資本パートナーとなったことは、アドゥナが描く開発者向けの共通ネットワークAPIの実現に大きな力を与えるものになるでしょう。KDDIは、単なる資金提供にとどまらず、技術やマーケティングの知見を共有し、アドゥナが目指す公平でオープンな高度なネットワーク機能のアクセスを実現する手助けを行うことになります。

KDDIのCTOである吉村和幸執行役員は、「KDDIが通信の革新を促進するために、新たな可能性を切り開くことができることを歓びに思います」とコメントしています。この提携は、APIを通じて開発者プラットフォームが世界中でイノベーションを生み出す環境を整えます。さらに、高度なアプリケーションを支えるエコシステムを作り上げるための基盤となります。

アドゥナのCEO、アンソニー・バルトロ氏は「KDDIの参画は、私たちの目指す通信業界の再構築に向けた強い意志を示すものです。KDDIと共に、新たなビジネス機会を創出し、顧客体験を向上させるために全力を尽くしてまいります」と述べています。これにより、アドゥナは開発者や企業に対し、より高度で革新的なアプリケーションへのアクセスを提供できるようになります。

この合弁事業には、AT&T、Deutsche Telekom、Orange、Vodafoneなど、世界中の通信業界のリーダーが名を連ねており、KDDIの参入によってグローバルなイノベーションがさらに加速することが期待されています。アドゥナは2024年9月に設立されたばかりで、代表的な目的はネットワークAPIへのアクセスを簡易化し、開発者の利用しやすさを向上させることです。

今回の提携により、アドゥナはKDDIと共に、通信業界全体の発展を促進し、グローバルな開発者体験を一層向上させる道を歩むことになるでしょう。アドゥナのホームページ(adunaglobal.com)やKDDIのウェブサイト(kddi.com)では、最新情報をチェックすることができます。

この提携の成立には、規制当局の承認を得て、今年の下半期内に完了するという主要な条件が伴いますが、すでにアドゥナは新たな時代の幕開けを迎えています。すべての関係者にとって、コミュニティとしての発展が期待される今、KDDIとアドゥナの協力に注目が集まっています。

会社情報

会社名
エリクソン・ジャパン株式会社
住所
東京都港区海岸一丁目2番20号汐留ビルディング21階
電話番号
03-6721-3300

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