箱根ロボット案内
2024-08-19 16:39:16

箱根ロープウェイで自走型ロボットによる外国人旅行者案内実験を実施

箱根ロープウェイでの新たな試み:自走型ロボットによる外国人案内サービス



2024年8月20日から26日までの間、箱根ロープウェイ早雲山駅において、自走型ロボット「temi(テミ)」による外国人案内サービスの実証実験が行われます。この試みは、株式会社小田急エージェンシーと株式会社小田急箱根の共同プロジェクトで、最大の目的は訪日外国人旅行者への対応を強化することです。

訪日外国人の増加と課題


近年、箱根地域を訪れる外国人観光客は急増しています。その背景にあるのは、国内外の観光地としての魅力の高まりですが、その一方で、観光客に対する言語対応が深刻な課題となっています。日本語以外の言語に対応するスタッフを確保することが難しい今日、この問題を解決するために、技術を利用した革新的なアプローチが模索されています。

実証実験概要


実証実験は、早雲山駅の1階コンコースが舞台になります。ロボットは主に英語と日本語での案内を行い、観光客に適切な情報を提供することを目指しています。具体的な利用シーンとしては、交通案内のほか、営業案内や混雑時の対応といった様々な状況に即した柔軟なサービスが組み込まれています。ロボットは動画や画像、音声など、さまざまな表現方法を用いて情報を提示し、訪問者がスムーズに必要な情報にアクセスできる環境を整えます。

業務効率化と顧客体験の向上


小田急エージェンシーでは、ロボットを活用することで業務の効率化と顧客体験の向上を図っています。訪日外国人への案内業務が自動化されることで、駅係員にかかる業務負担が軽減され、よりお客さまに寄り添った対応が可能になると期待されています。また、技術を駆使したソリューションを提供することで、企業が直面している人手不足の問題解決にも役立つとされています。

将来的な展望


今回の実証実験の結果次第では、箱根の他の観光施設や交通機関へ自走型ロボットの導入が進む可能性にも期待がかかります。ロボット技術を活用した観光サービスの進化は、今後の観光業界に新たな風を吹き込むことでしょう。さらに、顧客サービス向上のための検証を通じて、今後のロボット技術の発展や導入の参考にもなり得ます。

箱根ロープウェイでのこの実験は、観光業界の未来を切り開く一歩となるかもしれません。観光客にとってより良い体験を提供するための試みとして注目されています。


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会社情報

会社名
株式会社小田急箱根
住所
神奈川県小田原市城山1-15-1
電話番号

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