自動走行体験『エンタメライド』
2025-06-16 16:40:13

『エンタメライド』で手軽に自動走行体験を実現!新たなエンタメツールの登場

体験型エンターテインメントの新たなツール、"エンタメライド"の登場



株式会社Doog、茨城県つくば市に本社を構えるこの企業が、エンターテインメント業界に向けた新しい自動走行型ビークル『エンタメライド』のサンプル販売を始めました。このツールは、体験型エンターテインメントやデジタルコンテンツの開発と制作を手軽に行えるように設計されています。

背景と開発の経緯



Doogは、自社の協働運搬ロボット「サウザー」シリーズを通じて培った自動走行技術を活用して、2019年には富士急ハイランドで自走式ライド『モビリス』を実用化しました。これにより、エンターテインメント分野での導入実績が積み重ねられています。

『モビリス』は基本機能が豊富なハイエンドモデルですが、導入には高額な設備投資が必要でした。そこで、より簡単に、短納期かつ低コストで自動走行体験を実現できるツール、すなわち『エンタメライド』の開発が決定されました。もはや難しい技術ではなく、誰でも手軽に体験できる時代が到来したのです。

エンタメライドの特徴



『エンタメライド』には、多くの魅力的な特徴が備わっています。

1. 即時ルート設定
Doogのサウザーで実績のある「メモリトレース機能」を搭載しており、PCやタブレットを使わずに、現場の誰でも簡単にボタンとスティック操作で自動走行ルートが設定できます。

2. スタンドアローン運行が可能
ユーザーはボタンの操作だけで運用できる他、必要があればネットワークを介したシステム運行にも対応できます。これにより映像や音響といった演出機器とも容易に連携することが可能です。

3. 汎用ツールとしての利用
『エンタメライド』は、特定のコンテンツ制作会社が独自にサポートを提供できるように設計されています。これにより企業のニーズに合わせた多様なサービスが可能となります。

4. 最小限のセンサ構成
下部には1つのレーザセンサを持ち、屋内での使用に最適化された設計です。人や障害物を検知し、自動的に衝突を回避します。また、安全のため、シートベルトが装着されていない場合には走行を自動停止させる機能も装備されています。

ユースケースの幅広い展望



エンタメライドは、次のような様々な状況での利用が想定されています。
  • - VR、MR、XR体験型アトラクションとしての利用
  • - 短期間のイベントやポップアップ施設での展開
  • - 車体デザインが重視されないHMD装着型コンテンツでの利用

製品仕様について



  • - サイズ: 幅60cm×長さ110cm(格納時:長さ70cm)
  • - 乗車定員: 1名(最大120kg)
  • - 最高速度: 約4km/h
  • - 航続距離: 約10km(バッテリーパック交換可能)
  • - センサ: 赤外線レーザセンサ(2D、環境レンジ20m、視野角270度)

なお、サンプル販売は税別150万円から提供されており、今後、価格や仕様は見直される可能性があります。

今後の展開



Doogは『エンタメライド』を通じて、エンターテインメント業界のクリエイターたちが自走式モビリティを活用して新たな体験を提供できる環境を整えていく所存です。量産販売やパートナーとの協業によるサービス展開にも力を入れる計画です。

会社概要



  • - 商号: 株式会社Doog
  • - 代表者: 大島 章
  • - 所在地: 茨城県つくば市吾妻3-18-4
  • - 設立: 2012年11月
  • - 公式サイト: Doog公式サイト


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会社情報

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株式会社Doog
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