愛媛県西予市立城川小学校に太陽光発電システムを寄贈
公益財団法人イオン環境財団は、2023年10月24日、愛媛県西予市立城川小学校に太陽光発電システムと環境教本を寄贈しました。この取り組みは、再生可能エネルギーに関する教育を深めることを目的としており、地域の子どもたちに持続可能な未来について考える機会を提供します。
太陽光発電システムの概要
寄贈された太陽光発電システムは、京セラ製の総出力11.1kWです。これにより、学校は自らのエネルギーを生み出すことができ、子どもたちに資源の大切さを教える強力な教材となります。さらに、提供される環境教育教本『太陽の力で地球をまもろう!』を通じて、太陽光発電の仕組みや地球温暖化について学ぶことができます。
西予市とジオパークの魅力
西予市は、愛媛県の南西部に位置し、リアス式海岸や四国カルストといった美しい自然環境に恵まれています。2013年には「四国西予ジオパーク」として認定され、多様な地形が観察できる地域です。この地理的特性を生かした環境教育も行われており、特に城川小学校では地域の棚田について学ぶ授業も実施しています。
教育への期待
今回の寄贈により、城川小学校の3、4年生はジオパークに関する学習を、5年生は地域の環境についての理解を深めます。生徒たちは、太陽光発電システムを通じてエネルギーの仕組みを学び、何ができるのかを考える機会を得ます。これにより、環境保全に対する意識が高まることが期待されています。
持続可能な未来へ向けて
公益財団法人イオン環境財団は、2009年から小中学校を対象に環境教育支援を行っており、国内外で56校に太陽光発電システムを寄贈してきました。これからも、いのちあふれる美しい地球を次代の子どもたちに引き継ぐための活動を続けていく方針です。
地域の自然と調和した教育が子どもたちの未来を変えていくことを願っています。この取り組みが他の学校にも広がり、環境教育の重要性が再認識されることを期待しています。