新たなイノベーションを生み出す株式会社フジキカイ
愛知県北名古屋市に位置する株式会社フジキカイが、2026年の「日本パッケージングコンテスト」において、最大の栄誉とされるジャパンスター賞を受賞したことが発表されました。これは、グループ会社のフジパックシステムや他関連企業との共同開発に基づくもので、環境に優しい包装技術の進化を象徴する出来事です。
パッケージングコンテストの概要
この賞は公益社団法人日本包装技術協会が主催し、1967年から続く歴史的なコンテストです。今年で48回目を迎えるこのイベントでは、時代の要請に応じた優れたパッケージングが評価されます。352件の応募の中から、ジャパンスター賞は12作品に与えられ、フジキカイの作品はその中で輝きを放ちました。受賞作は、10月に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」でも展示される予定です。
受賞作品の開発に至る背景
近年、プラスチックフィルムの素材であるナフサの価格が高騰し、環境問題が重要視される中で、フジキカイは非常に重要な課題に直面していました。新しいパッケージフィルムを製造する際、旧版を廃棄することがコストや資源の無駄になると同時に、環境への影響も無視できない問題となっています。
この状況を打破するため、フジキカイは水系インクジェット技術を用いた包装機「FPW3410ⅡB」を開発しました。この装置は【水系インク】を使い、フィルムに必要な情報を直接印刷することができるため、旧版フィルムの廃棄量を大幅に削減することに成功しました。これにより、包装工程が効率化され、持続可能性を考慮した製品開発が実現しました。
注目の機能と効果
受賞作に搭載された「FPW3410ⅡB」は、印刷・乾燥ユニットを装備しており、フィルムに直接印刷することができます。この技術により、1分間に最大80個の製品を包装でき、生産性が飛躍的に向上しました。旧版フィルムが不要となることで、新たなフィルムを必要とせず、コストも抑えられます。
さらに、安全で低臭の水系インクを使用することで、環境への影響も軽減。年間のCO2排出量は53%削減することができ、包装業界において名実ともに環境に配慮した技術を実証しました。
今後の展望と展示会
フジキカイは、受賞作を展示するイベントを2026年10月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」にて行います。同時に、印刷博物館では「現代日本のパッケージ2026」展にも出展予定で、様々な来場者にその技術と成果を直接見てもらう機会を提供します。
オンライン展示会の「フジコミュニケーションプラザon WEB 2026」においても、最新技術を用いた製品動画が期間限定で公開される予定です。これらの展示を通じて、フジキカイはますます進化する包装技術の発展を示し、業界全体の方向性をリードしていくことを目指しています。
会社概要
株式会社フジキカイは、1946年に設立され、自動包装機の製造を行っています。お菓子、パン、日用品等、様々な業界へ向けた包装解決策を提供し、国内外問わず多くの実績を誇ります。今後も、持続可能な包装技術の開発に邁進し、環境と経済の両立を図っていくことでしょう。
公式ウェブサイト:
フジキカイ