水素医学の最前線:広尾ありま眼科クリニックの新たな挑戦
東京都渋谷区に位置する「広尾ありま眼科クリニック」では、慢性疾患の治療に向けて水素吸入をいち早く導入し、患者から高い評価を得ています。このクリニックの院長である有馬武志医師は、水素医学の研究者としても著名で、国内の医療機関における水素吸入療法の普及に貢献しています。
水素医学の可能性
水素吸入が医学的に注目を集める理由の一つは、抗酸化作用です。2007年から始まった水素の医学応用研究によれば、水素は体内でフリーラジカルを中和し、酸化ストレスを軽減することが明らかになっています。このメカニズムは、炎症の抑制や血管新生の予防にも寄与しています。有馬院長は、特に眼科の分野において、加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、緑内障などの疾患と水素吸入の関連性に注目しています。
さらに、白内障手術の際に水素水を用いた灌流液を使用することで、角膜内皮細胞の保護や視界の透明性維持につながるという研究結果も報告されています。このような成果は、水素吸入が新たな治療の選択肢として位置づけられる背景にあります。
幅広い眼科手術への導入
広尾ありま眼科クリニックでは、大学病院時代の知見を基に、眼科手術の前後に高濃度水素吸入を取り入れています。具体的には、白内障手術、緑内障手術、網膜硝子体手術、抗VEGF薬の硝子体注射など、ほぼ全ての眼科手術に対して術前・術後の水素吸入を実施。これにより、患者の術後の回復や快適性を向上させることを目指しています。
Suilive SS-700Mなる医療機関専用モデル
水素吸入器「Suilive」は、株式会社SUISO JAPANによって開発され、全国の医療機関への導入が進む中、特に注目されています。CEOの稲石陽氏は、医療現場での水素吸入がより多くの患者に役立つよう、医師と協力して課題を解決しながらその普及を図っています。2025年には医療機関専用の新モデル「Suilive SS-700M」が発表され、特許技術を用いた気体冷却機能が搭載されています。
この新技術は、鼻腔内の環境を最適化し、水素の体内吸収を効率的に高めることが期待されており、炎症や酸化ストレスの軽減効果がさらに高まるとして、多くの専門家から注目を集めています。
水素吸入療法の今後
水素吸入による治療は、今後もさらなる研究や普及が期待されます。眼科の分野においても、多くの研究成果が待たれています。多くの患者様に新しい治療法として選ばれることを目指し、広尾ありま眼科クリニックでは引き続き水素吸入療法の可能性を追求していくことでしょう。
クリニックの基本情報
会社概要
- - 会社名: 株式会社SUISO JAPAN
- - 代表取締役: 稲石 陽
- - 本社: 大阪府高槻市天神町1-6-24
- - 公式サイト: SUISO JAPAN