ディスレクシアを理解するための特別イベント
2024年12月22日、東京都港区の三田図書館にて「集まれ!ディスレクシアなこどもたち~体験&交流DAY」が開催されます。このイベントでは、ディスレクシアに関する理解を深めると共に、当事者同士が互いに交流できる貴重な機会を提供します。
ディスレクシアとは?
ディスレクシアは、学習障害(LD)の一種で、特に文字の読み書きに困難を伴う発達特性です。多くの人が抱えるこの特性は見た目には分かりにくく、社会全体の理解が不足しています。40人学級に2~3人の割合で存在しますが、当事者が気づかれづらいことも少なくありません。しかし、彼らには独自の才能や視点があります。イベントでは、ディスレクシア当事者の大学生や大人と直接交流し、彼らの経験から得た知恵を共有することで、理解をさらに深めることができます。
イベント概要
- - 日時:2024年12月22日(日)13:00~16:00(最終入場15:30)
- - 会場:港区立三田図書館・6階集会室(東京都港区芝五丁目36番4号)
- - 対象:読み書きに困難がある子ども(18歳未満)および成人のディスレクシア当事者、一般の方も参加可能です(応援者や支援者を含む)。
参加はPeatixにて事前申し込みが必要で、参加費は無料ですが、「寄付で応援」チケットも用意されています。
イベント内容
1.
トークショー
青年ディスレクシアの会「NODE」によるトークショーでは、参加者から事前に集めた質問に答え、その後ゲームやクイズで楽しく学ぶ時間を設けます。
2.
ブース展示
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じぶんフォント体験:自分に合った読みやすいフォントを体験できるコーナー(東京科学大学准教授、朱心茹参与)。
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文具展示:読み書きを助ける様々な文具を紹介(Marblous Quest合同会社出展)。
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ディスレクシアの社会モデルをデザインする:さまざまな大学や企業が協力し、ディスレクシアの理解を促進するブース。
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アートコンペティション展示:当事者の作品やエッジのパネルなどが展示されます。
参加申込と活動支援のお願い
参加希望の方は、
こちらからお申し込み(事前申し込み制)をお願いします。また、ディスレクシアに関連する支援活動のための寄付も受け付けています。日本では、ディスレクシアを支援する制度がまだ確立されていないため、私たちと共に「支援の輪」を広げていただければと思います。寄付に関する詳しい情報は、
こちらをご覧ください。
認定NPO法人エッジの役割
認定NPO法人エッジは、2001年に設立され、ディスレクシアに関する正しい認識の普及と支援を通じて、より生きやすい社会を目指しています。正しい情報の啓発や支援者の養成、当事者ネットワーク作りを行い、学習障害への理解を深める活動を続けています。また、代表の藤堂栄子は、各種政府委員としても活動しており、発達障害者支援法などの法整備に関わっています。
私たちと一緒に、ディスレクシアの理解を進め、支援の輪を広げていきましょう!