Riscovery販売開始
2024-09-11 14:24:37

医療機関向けセキュリティ対策システム「Riscovery」販売開始

医療機関向け情報セキュリティ対策システムの登場



テック情報株式会社は、新しい情報セキュリティ対策システム「Riscovery(リスカバリー)」を発表しました。このシステムは、医療機関が直面している深刻なサイバー攻撃に対抗するために開発され、特に緊急時の電子カルテのアクセスを可能にすることを目的としています。

背景と開発の必要性


近年、テック情報が本社を置く徳島県内の病院では、ランサムウェアによる被害が増加しています。特に注目すべきは、ある病院で発生した事例で、システム復旧までに2か月を要し、患者の治療に大きな影響が出たことです。このような事態に直面し、医療現場での一時的な情報へのアクセスを確保する必要性が高まったことから、Riscoveryが開発されました。また、厚生労働省が定める医療情報システムの安全管理に関するガイドラインに基づいて、医療機関の安全性や事業継続計画(BCP)を強化するための機能が盛り込まれています。

Riscoveryの特長


1. 緊急用電子カルテ閲覧システム


Riscoveryは、サイバー攻撃や不正ソフトウェアの影響を受けた場合でも、医療情報システムが使用できない状況においても、必要な患者情報の一部を迅速に参照できるよう支援します。これにより、診療体制の混乱を未然に防ぎます。

2. 安価な導入と柔軟性


システムの運用パターンは、各病院の状況や規模に応じて選択できるため、導入のハードルが低くなっています。また、競争力のある価格で提供されるため、予算の制約がある医療機関でも導入しやすい設計です。

3. 安心のバックアップ


クラウドに依存せずにバックアップを可能にするため、情報漏洩のリスクを軽減しながら、重要なデータの保護を図っています。これにより、医療機関は安心して診療を継続できる体制を構築できます。

4. 安定した動作環境


Riscoveryは、通常のPCに加えサーバー環境にも対応しており、Windows 11やWindows Server 2022と互換性があります。これにより、多種多様な環境で使いやすい設計となっています。

先行事例:さいたま赤十字病院


本システムは、2024年9月から埼玉県のさいたま赤十字病院で試験導入が開始される予定です。同病院は地域の中核病院として高度な医療機能を持ち、サイバー攻撃への対策が急務となっています。院長である清田和也氏は、「患者様の生命を守るため、Riscoveryの導入を決定しました。」とコメントしています。このように、医療機関における高度な情報セキュリティ対策が求められる中で、Riscoveryは大きな役割を果たすことが期待されています。

まとめ


Riscoveryは、サイバー攻撃の脅威から医療機関を守るために設計された革新的なシステムです。医療情報の保護と安定した診療体制の維持という二重の目的を持ったこのシステムは、今後の医療機関にとって不可欠な存在となるでしょう。テック情報は、これからもさらなる安全性と信頼性を追求し、医療現場での安心を提供していくことを目指しています。

お問い合わせ


テック情報株式会社のRiscoveryに関する詳細は、公式ホームページをご覧ください。 Riscovery公式ページ


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会社情報

会社名
テック情報株式会社
住所
徳島県板野郡板野町犬伏字東谷6-33
電話番号
088-672-6366

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