GOSSO株式会社が2025年4月1日付で株式会社常盤食品の全株式を取得し、この度完全子会社化しました。常盤食品は、仙台を拠点にホルモン焼肉「ときわ亭」を運営しており、今後の展開に注目が集まっています。この買収により、GOSSOは東北地区での事業基盤強化を図り、新たなブランド展開を加速していく方針です。
新たな本社兼GOSSO東北支社の開設は、9月1日に行われ、仙台市内に設置されました。このオフィスは今後、ブランド戦略や人材育成、物流の効率化などの中核拠点として機能する予定です。さらに、実際に展開される店舗には、新業態のレストランも含まれており、2025年10月には商業施設「イオンモール仙台上杉店」にハワイアンとイタリアンを融合させた新業態の飲食店がオープンする予定です。
GOSSOと常盤食品は、2018年にM&Aの可能性について協議を重ねましたが、その時は合意には至りませんでした。しかし、常盤食品が今年創業20周年を迎え、さらなる成長を目指す中で、GOSSOとの提携が実を結ぶ展開となりました。GOSSOの代表である藤田社長の再度のオファーを受け、両社のビジョンが合致したことで、今回の株式取得が実現しました。この協力により、ときわ亭本家は新たにリブランディングされ、町焼肉ブランドとして進化することになります。
また、2028年までに東北エリアで40店舗を目指し、FC展開を進める計画も明らかになっています。常盤食品の創業者である加藤栄一氏は、会長としてブランド価値向上に貢献し続ける意向を示しています。
GOSSO社は、2019年から常盤食品との業務提携を結び、仙台塩ホルモンの美味しさを全国に広めるための活動を進めています。その一環として、焼肉エンターテイメント酒場「0秒レモンサワー®仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」を展開し、さらなる飲食店舗の拡販を視野に入れています。
今後、GOSSO社はリブランディングを通じて、常盤食品のブランドを強化し、全国展開を加速する計画です。また、2024年には長崎ちゃんぽんチェーン展開の大髙商事を子会社化するなど、M&Aを通じた事業の多角化・拡大を進めています。
これにより、GOSSOは「三代目じげもんとん」や「じげもんちゃんぽん」での事業展開、タルト専門店「タルトリエ」の事業譲受を含む、様々なブランドのリブランディングを行い、それぞれのブランドの強化と収益性向上を目指すことになります。
今回の常盤食品の完全子会社化は、GOSSOの企業戦略の中で大きな一歩と言え、新しい展開が期待されます。今回のプロジェクトにより、地域に根ざした飲食ブランドの持続的な成長が促進され、より多くの人々に愛されるブランドへと成長することが見込まれます。