国内最大級メタバースプラットフォームCluster Conference 2024
2024年8月29日、株式会社クラスターが主催する『Cluster Conference 2024』が開催されました。このカンファレンスは、国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」のクリエイター向けイベントであり、毎年多くの参加者を集めています。今回のカンファレンスのテーマは「クリエイターの人生に寄り添う」であり、クリエイターの創作活動を支援するための新機能やサービスについての重要な情報が発表されました。
新たな経済圏の構築
イベントは、クラスターのCEOである加藤直人氏が登場し、主な施策として「バーチャル経済圏のインフラを作る」という目標を掲げることで始まりました。加藤氏は、すべてのユーザーが精神的にも経済的にも豊かである世界を実現するため、さらなる加速を約束しました。
重要な発表:営利利用解禁
今後の大きな変化として、8月29日より「個人の営利利用」が解禁されることが発表されました。これまでは、営利利用に関して曖昧な部分がありましたが、今回の改訂によって、個人ユーザーは原則として確認なしで営利活動を行うことができるようになります。また、新たに発表された「Cluster Studio」の導入もあり、クリエイターがどのように自分のコンテンツが利用されているかを把握できる手段が提供されます。
改善されたワールド制作体験
次に、ワールド制作機能のアップデートに関する情報も公開されました。プロダクトマネージャーのsmith氏によると、具体的には以下の機能が導入されることになっています:
1.
ワールド内課金機能(8月29日から):ワールド制作者は自作品内で商品を販売することが可能になり、これにより初めて収益を得ることができます。事前審査なしで利用可能です。
2.
ワールド説明動画対応(9月予定):ワールド詳細ページにYouTube動画を追加することができ、よりわかりやすく魅力を伝えることができるようになります。
3.
Player Storage(9月予定):セーブ機能の強化により、クリエイターはより自由度の高いワールドを制作できるようになります。
4.
Interactive Player Local UI(10月予定):自由にカスタマイズ可能なUIの導入により、クリエイターは表現の幅を広げることができます。
このように、ワールド制作体験が大幅に向上する新機能が期待されています。
アバター購入の新機能
アバターに関しても多くの便利な機能が発表されました。プロダクトマネージャーのいかり氏は、以下の機能を紹介しました:
1.
ワールド内アバター販売機能(9月予定):リアル店舗のようにアバターを展示・販売できる機能です。
2.
プロフィールからアクセサリーが購入できる機能(9月予定):他ユーザーのプロフィール画面からその場でアクセサリーを購入可能です。
3.
コーデ保存機能(11月予定):お気に入りのアバターとアクセサリーを保存する機能で、いつでも好きなコーディネートに変更できます。
便利に進化したイベント機能
イベント関連でも新たな機能が追加されます。プロダクトマネージャーのとみね氏が詳細を発表しました:
1.
ギフト機能の名称変更(9月予定):クリエイターに感謝を示すためのギフト機能がよりわかりやすくなります。
2.
イベントページリニューアル(10月予定):イベント詳細ページが強化され、検索機能が改善されます。
クラスタークリエイタージョブズサービスの開始
また、クラスタークリエイタージョブズでは、手軽にバーチャルライブを開催できる「Cluster Live Music Club」というサービスの提供が控えており、近日中にプレオープンの予定です。
まとめ
『Cluster Conference 2024』は、大きな変化をもたらす機会となりました。クリエイターたちが新たな挑戦を行うための舞台が整いつつあり、これからのバーチャル経済圏の実現に向けた一歩が踏み出されました。クラスター株式会社は、今後も新たな施策を通じてこの進化を進めていくことでしょう。参加者たちの期待を裏切らない、さらなる成長と革新が待ち遠しいです。