岐阜県高山、製糸工女の足跡が労働遺産に認定
2023年1月13日、岐阜県高山市と長野県松本市が共催する「労働遺産」の認定証交付式が行われ、製糸工女の歴史が認められました。この認定は、日本労働ペンクラブによって行われ、地域の文化と歴史を後世に伝える重要な一歩となります。
労働遺産の内容
認定された内容には、製糸工女が越えた厳しい峠を象徴する石碑や石像、さらに「野麦峠まつり」が含まれています。「野麦峠まつり」は、工女たちの苦難の歴史を現代の子どもたちに伝える貴重な行事として位置付けられ、無形遺産として初めての認定を受けました。
野麦峠の歴史
野麦峠は岐阜県と長野県の県境にあり、標高1,672メートルと高い位置にあります。明治から昭和初期にかけて、若い女性たちは主に飛騨地方から信州に向かって糸引きのためにこの凍てつく峠を越えました。毎年、3月から12月下旬までの厳冬期には、行きも帰りも極寒の中での往復を強いられました。その苦労は、「あゝ野麦峠」と名付けられた小説や映画によって全国に知られることとなります。
野麦峠まつりの魅力
「野麦峠まつり」は毎年5月の第4日曜日に松本市奈川地区との共同で開催され、地元のこどもたちが工女の衣装を着て旧野麦街道を行進します。この「旧野麦街道糸引き工女行列」では、当時の工女たちの苦難を偲び、郷土芸能の披露や地元特産品を販売するバザーもあります。地域の文化と活気を再確認する大変賑やかなイベントです。
参加を呼びかけ
野麦峠まつりは地域の人々の協力によって支えられています。ぜひ訪れて、飛騨の歴史と文化を感じてみてください。
問い合わせ先
本件に関する連絡は、下記の通りです。
高山市高根支所地域振興課
住所:〒509-3411 岐阜県高山市高根町上ケ洞481
電話:0577-59-2211