SOLIZEとシーメンスのパートナーシップ
最近、SOLIZE株式会社はシーメンス株式会社デジタルインダストリーズソフトウェアとの間で、重要なサービスパートナーシップ契約を結びました。この提携により、SOLIZEはシーメンス社が提供するAUTOSARに準拠した基本ソフトウェア(BSW)や開発支援ツールを活用し、自動車業界における車載ソフトウェア開発に特化したトレーニングおよびエンジニアリングサービスを展開することになりました。
パートナーシップ締結の経緯
SOLIZEは創業以来、約30年間にわたり、3D技術を駆使して製造業向けの付加価値サービスを提供してきました。特にソフトウェアエンジニアリング部門では、自動車業界など高品質が求められる分野でのソフトウェア開発や第三者検証、国際規格適合のコンサルティングを行っています。近年では、情報技術(IT)分野での人材育成に注力し、職業訓練校の運営や企業向け研修を進めています。
シーメンス社のCapital™ Embedded AR Classic(旧Capital™ VSTARソフトウェア)は、25年以上の実績を誇るAUTOSAR準拠のベーシックソフトウェアです。このテクノロジーを基に、将来のソフトウェア定義型車両(SDV)時代に向けた全体的なソフトウェア設計方法を用いて、自動車業界の競争力を一層高めることを目指しています。
車載ソフトウェア開発者の育成への取り組み
自動車メーカーやサプライヤーと連携しているSOLIZEのエンジニアたちは、すでに多くの車載ソフトウェア開発プロジェクトに取り組んでいます。その中で、エンジニアたちの教育ニーズや顧客からのスキル強化の声、そしてシーメンス社の支援意欲が合致し、この提携が実現しました。自動車業界では、電気自動車(EV)への対応や自動運転技術、先進運転支援システム(AD/ADAS)の進化に伴い、開発はますます複雑化しています。それにより、ソフトウェアエンジニアの不足が深刻な問題となっています。
SOLIZEは、Capital™ Embedded AR Classicを用いた実践的なトレーニングプログラムを実施し、必要なスキルを持つエンジニアを育成することに尽力しています。これにより、参加エンジニアたちはSDV実現に向けたプロジェクトに貢献できるようになります。また、企業向けのトレーニングサービスを通じて、自動車メーカーやサプライヤーが直面する課題に対するサポートも強化します。
この提携は、自動車業界の未来を支える重要なステップとなることでしょう。SOLIZEのソフトウェアエンジニアリング部は2025年1月に分社化し、新たに株式会社STELAQとして新たな一歩を踏み出す予定です。
質問や詳しい情報が必要な場合は、SOLIZEのビジネスインキュベーション事業部、ソフトウェアエンジニアリング部までお問い合わせください。
TEL: 03-5214-1919
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