自動運転に挑む
2024-01-23 16:30:02
トムトムと三菱電機が手を組み自動運転の未来を切り開く
トムトムと三菱電機の協業
2024年1月8日、オランダのアムステルダムに本社を持つロケーションテクノロジー企業のトムトムと、東京都千代田区を拠点とする三菱電機が新たな協業を発表しました。この提携は、自動運転技術の革新を目指すもので、高精度の地図データとナビゲーションシステムの統合によって、より安全で効率的な自動運転車の実現を目指しています。
高精度地図とロケータの融合
トムトムの提供するHDマップ(高精度地図)と、三菱電機の高精度ロケータ(High-Definition Locator)が組み合わさることで、自動運転に欠かせないデータを供給します。三菱電機のロケータは、みちびき(準天頂衛星システム)を活用したGPSベースの測位システムで、常に高い精度を誇ります。この組み合わせにより、自動運転車両は、正確な位置情報と道路情報を得ることが可能となります。
自動運転技術の進化
この協業は、特に先進運転支援システム(ADAS)にとって画期的なもので、トムトムはGPSデータやカメラ映像、車両のセンサー情報を匹敵させることで、周囲の状況を正確に把握できるようにしています。自動運転技術は、レベル1からレベル2+の車両で既に実績があり、すでに数百万台に導入されています。これにより、自動運転車両は車線や交通標識、周辺オブジェクトを的確に認識し、道路上の状況を正確に把握することができるのです。
業界リーダーによるイノベーション
Mitsubishi Electric Automotive AmericaのMichael Horani氏は、「正確で信頼性のある地図データのプロバイダーとしてトムトムと協力できることを嬉しく思います。この協業により、自動運転の革新を加速し、業界をリードすることに貢献したいです」と語っています。自動運転技术の発展に寄与するための強力なパートナーシップが形成されました。
一方、トムトムのバイスプレジデントPaul Hesen氏も、「ドライバーの依存度が増す中、デジタル地図の必要性も変化し、自動運転専用に構築される必要があります。トムトムのHDマップは、その設計においてこのニーズに応えています」と強調しました。高精度な地図が、自動運転技術の発展に向けての寄与が期待されています。
トムトムの紹介
トムトムは何十億ものデータポイントを統合し、世界で最もスマートな地図を構築しています。300以上のコミュニティとともに、新しい技術と情報を駆使し、自動車メーカーや開発者に向けた位置情報サービスを提供中です。これからもモビリティの未来を形作る要素として、重要な役割を果たし続けるでしょう。
トムトムの詳細は、公式ウェブサイト(http://www.tomtom.com)で確認できます。これからの自動運転技術の進展に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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TomTom NV
- 住所
- De Ruijterkade 154, 1011 AC Amsterdam
- 電話番号
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