宮沢賢治の音楽が甦る特別な夜
盛岡市の歴史的建物「もりおか啄木・賢治青春館」にて、特別なナイトコンサートが開催されます。2024年9月28日(土)に開演される「賢治の記憶ー宮沢賢治が触れたチェロの名曲を紐解く」は、若きチェリストの山口奏さんが演奏するチェロの音色と、ピアニストの満田俊彦さんの共演によって、賢治が青年時代に体験した音楽の世界を再現します。このコンサートでは、賢治が触れたであろう楽曲が取り上げられ、聴衆は彼の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
コンサートの特長
本イベントの魅力は、賢治が30歳の頃に東京で受けたチェロのレッスンで使用されていた「ヴィオロンセロ教本」から厳選された名曲が演奏される点です。これにより、賢治とチェロの関わりをさらに深く理解することができるでしょう。また、コンサート前後には、明治期を感じさせるレトロな街並みを楽しむ散策も計画されています。お客様は、盛岡の文化と歴史に触れながら、夜の街を堪能することができます。
コンサートは定員が60席限定のため、ぜひお早めのチケット予約をお勧めします。チケットは3,000円で、全席自由。この機会に、賢治の故郷で彼の音楽愛をご体感ください。
パート2:音楽の多様性を楽しむ
さらに、続く「賢治の愛した音楽 ー宮沢賢治が愛した音楽を木管三重奏でひらくー」と題された第2回のコンサートも期待されています。こちらは10月19日(土)と20日(日)に開催されます。トリオアンサンブル ワンズが提供する木管楽器による多彩な演奏は、モーツァルトの名曲を含むプログラムで構成されており、賢治が愛した音楽の一端を感じることができます。また、賢治の詩には「家路」と題された曲がそのまま音楽となって表現され、参加者には素晴らしいひとときをプレゼントします。
文化財を体感する特別な機会
もりおか啄木・賢治青春館は文部科学省により国指定の重要文化財にも認定されており、音楽と共にその歴史的価値を体感できる貴重な場所です。明治43年に完成したこの建物は、ドイツ風ロマネスク様式とアールヌーボー様式が融合した特異なデザインで、訪れる人々を魅了しています。さらに、近隣には「岩手銀行赤レンガ館」など他の歴史的建物も多く存在します。音楽、文学、そして歴史が融合するこのイベントは、心に残る思い出となることでしょう。
チケット情報とお問い合わせ
チケットの購入はもりおか啄木・賢治青春館の他、もりおか町家物語館、カワトク、井上楽器、オンライン予約でも可能です。
お問い合わせは、NPO法人いわてアートサポートセンターまで。電話:019-656-8145、メール:
[email protected]。
音楽と歴史が交わる特別な夜を、あなたもお見逃しなく!