HAROiD、CGテロップシステム業界大手と連携
株式会社HAROiD(東京都港区、代表取締役社長:安藤聖泰)は、視聴者参加型テレビ番組の新しい展開を目指し、CGテロップシステム業界の主要企業3社—株式会社朋栄、NIXUS北海道日興通信株式会社、株式会社ラムダシステムズとの連携を発表しました。この提携により、リアルタイム投票システム「テレ票」の運用環境の構築が進められます。
テレビ投票システム「テレ票」の概要
HAROiDが提供する「テレ票」は、スマートフォンやリモコンを通じて視聴者からの投票を瞬時に集計し、リアルタイムでテレビ画面に表示することが可能です。これまで、複数のテレビ局でインタラクティブな参加型番組に利用されてきました。しかし、各放送局が使用するCGテロップの機器やデータ形式が異なるため、これを統一することが課題となっていました。
提携先3社の強み
今回、協力する3社は日本国内での地上波民間放送テレビ局の97%、つまり全127局中123局にCGテロップシステムを導入しています。これにより、様々な番組でテロップを通じてリアルタイム情報を提供しており、ニュースやスポーツ中継、選挙番組など多岐にわたります。
提携によって、HAROiDの「テレ票」と各社のCGテロップシステムが接続されることで、視聴者の意見をリアルタイムで反映できる新しい放送環境が実現します。この取り組みは、視聴者へのインタラクションを深めることが期待されています。
Inter BEE 2015でのデモンストレーション
新しいシステムのデモンストレーションは、2015年11月18日から20日まで幕張メッセで開催される国内最大の放送機器展「Inter BEE 2015」の各ブースにて行われます。各社はHAROiDプラットフォームとの接続を行ったデモを展示し、参加者に向けた新たな可能性を紹介する予定です。
以下は、各社の展示ブース情報です。
- - 株式会社朋栄: ホール4 ブースNo.4208
- - NIXUS北海道日興通信株式会社: ホール3 ブースNo.3107
- - 株式会社ラムダシステムズ: ホール4 ブースNo.4301
- - 株式会社HAROiD: ホール6 ブースNo.6708
今後の展望
HAROiDは、放送を起点とした様々なネット連携や双方向サービスを進化させ、地域のローカルテレビ局やケーブルテレビでも低予算での番組企画を実現するための環境を整えていく方針です。こうした取り組みにより、多くの視聴者が参加可能なテレビ番組の増加が期待されます。
視聴者参加型番組は、今後のテレビ業界でますます重要な役割を果たすことでしょう。HAROiDの連携により、より多くの視聴者が自らの意見を直接番組に反映できる環境が整うことが、未来のテレビの形を大きく変えるかもしれません。