AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」が製薬業界向けに法務コンテンツを強化
株式会社LegalOn Technologiesは、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」において製薬業界向けの法務コンテンツを新たに強化しました。この強化は、運輸・物流業界向けの施策に続くものであり、業界特化型の法務支援を目的としています。
製薬業界を取り巻く厳しい環境
日本の製薬業界は、高齢社会と医療費の負担増加の中で、薬剤費を抑制する動きが高まっています。また、新たな病原体や難病に対する新薬の開発が求められる一方で、研究の難易度も上がっています。これにともない、製薬企業は、法務に関するリスクを正確に把握し、適切に対応する必要があります。
薬機法とその重要性
製薬業界に関する法律の一つである薬機法は、医薬品や医療機器の品質、有効性、安全性を確保することを目的とする重要な法律です。製薬企業は、この法律に基づいて厳格な基準を満たす必要があり、特に製造や販売に際しては、リスク管理が法律遵守の観点からも重要となります。
具体的な法務コンテンツの強化内容
新たに提供される法務コンテンツとしては、治験契約や製造販売後調査、安全管理に関する委託契約などがあり、さらに医療機器関連のひな形も順次追加されていきます。また、自動レビュー機能も強化され、特に製薬業界に特化した審査支援を行うことで、効率的に法令遵守を果たすことができるようになります。
Industry特化型のひな形とチェックポイント
「LegalOn Cloud」では、製薬業界に特化したさまざまな契約書ひな形が提供されます。これには、医療機器賃貸借契約やコ・プロモーション契約が含まれ、今後も随時新たにひな形が追加される予定です。さらに、自動レビュー機能では、契約書の特定のチェックポイントを設けることで、企業が契約業務を行う際の負担を軽減します。
弁護士による解説とサポート
製薬業界規制に詳しい松田綜合法律事務所の弁護士が監修したこのプラットフォームは、法務業務の効率化を図る上で極めて有効です。専門家の視点を取り入れながら、契約業務の品質向上を目指します。
オンラインセミナーの開催
さらに、2024年9月24日には薬機法に関するオンラインセミナーも実施されます。このセミナーでは、製薬業界における法令のポイントや契約実務について詳しく解説され、参加することでさらに知識を深めることができます。参加費用は無料であり、事前申し込みが必要です。
まとめ
LegalOn Technologiesは、製薬業界に特化した法務コンテンツを提供することで、企業の法務業務を支援し、法令遵守の向上を目指しています。法とテクノロジーを融合させた新しい法務環境の提供が、企業にとってのリスク管理や業務効率化に寄与することでしょう。