コニカミノルタジャパンが東京都立学校向け生成AIを受託
東京都教育庁からの発表によると、コニカミノルタジャパン株式会社は、2026年度における東京都立学校向け生成AIサービス「都立AI」の改修・保守・運用等業務を受託したことが明らかになりました。この業務契約により、同社は東京都の全256校を対象に約17万人の児童生徒や教職員に対して生成AIの安心・安全な利用環境を引き続き提供することになります。
「都立AI」の発展と今後の展望
コニカミノルタジャパンは、2025年4月に「都立AI」の初期構築及び機能拡張に取り組んだ結果、その運用開始から約1年が経過しました。運用開始以降、同社は教育現場における多様なニーズに応じたサービスを提供し、児童生徒の学びの質や教員の業務効率の改善に寄与してきました。
教育現場での生成AIの利用状況
東京都教育庁職員のコメントによると、「都立AI」は現在、特別なツールとしてではなく、授業及び校務の中で日常的に利用される「共通ツール」としての地位を確立しています。教員は授業の整理や文書作成に使用し、児童生徒は授業の振り返りや意見交換の準備に活用している様子が見受けられます。特に協働学習においては、生成AIとの対話を通じて各自の考えを深め、他者との意見交換が活発に行われていることが強調されています。これにより、AIは「個別最適な学び」と「協働的な学び」の両方を促進する存在として期待されているのです。
具体的な取り組みと教育の質の向上
今後、コニカミノルタジャパンは高校や特別支援学校での取り組みをさらに小・中学校へと拡大し、様々な事例の蓄積を進めていく計画です。また、加速する技術進展を追いかけながら、教育の本質に立ち返った授業改善を追求するとしています。
「tomoLinks」による新たな学びの支援
1999年から展開している学習支援サービス「tomoLinks」は、生成AIを活用して「個別最適な学び」を実現することを目的としています。このサービスでは、授業目的に応じたAIの振る舞い設定をすることで、協働学習や探究学習の効果を上げることができます。また、親しみやすいキャラクターを模したAIが児童生徒一人ひとりに寄り添う「学習伴走型AI」機能も提供しています。さらには、教育データを統合して分析し、教員の気づきを促進する「AIダッシュボード」の導入も計画されており、教育現場におけるデジタル化の進展が期待されます。
安心して利用できる環境の実現
コニカミノルタジャパンは、生成AIを教育現場で安心して利用できる環境を整えるべく、文部科学省のガイドラインに基づいたサービスを展開することを目指しています。これにより、教員や児童生徒が生成AIを効果的に活用できるような仕組みが確立され、教育の質向上への寄与が期待されています。
今後の「都立AI」及び「tomoLinks」の進化に大いに注目したいところです。