次世代の鍼灸教育を変える、VR技術の導入
近年、東洋医学における鍼灸やあんまマッサージの技術は進化を遂げています。これまで経験則や教科書のみで学んできた鍼灸師やあんまマッサージ師が、今後の学び方に変革をもたらす技術、それが株式会社MAI JAPANが発表した新しいVR教育システムです。2023年4月1日に始まったこの新たな取り組みは、学びの手法として大きな注目を集めています。
Acu Mapの革新性
MAI JAPANが提供する「Acu Map」は、主に「Acu Map Pro」と「Acu Map SE」の2つの製品から成り立っています。このシステムは、鍼灸あんまマッサージ師が日常的に使う「ツボ」を可視化し、内臓を含む人体の構造をリアルに表現することで、理解を深めさせます。特に、重要視されるのは、空間内でリアルタイムに解剖を行い、出力された情報をもとに鍼を刺した際の影響を確認できる点です。
1.
解剖学実習や鍼灸実習に最適
教科書では把握しづらい3D人体を利用することで、直感的に筋肉や神経の位置関係を理解できます。また、解剖学に基づいた学習ができるため、鍼の刺入箇所の確認も容易です。
2.
オンライン授業の質を向上
VR空間で学生と教師がリアルタイムで学習を進めることができ、非対面での授業でも高い教育効果を発揮します。特に、クラスルーム機能により、学生同士のコミュニケーションも活性化されることでしょう。
3.
出題管理機能で学習をサポート
VR環境内で出題された問題に対する正答率を即時にフィードバックし、双方の習熟度を把握することも可能。これにより、学習の進捗状況を的確に管理できることが期待されています。
4.
鍼の刺入深度や角度を細かく観察
鍼を打つことで実際に内部を観察でき、触覚フィードバックも搭載されています。具体的には、骨に刺さった場合にコントローラーが振動し、よりリアルな体験が提供されます。この機能によって、リスクの高い手技の体験もより安全に行えるのです。
このような進化した学習法は、これまで従来の方法で学んできた学生たちの理解を深め、さらに実技の習熟を促進します。特に、宮古島や沖縄地方といったリゾート地の鍼灸教育機関での導入が進めば、地域医療における技術向上にも大いに貢献するでしょう。
IT導入補助金の活用
また、本製品はIT導入補助金の対象となるため、導入コストも抑えることが可能です。最大で50%の割引が受けられるこの制度を利用することによって、教育機関や学生にとっての導入がより現実的になります。具体的な価格は、Acu Map Proが年間60万円、Acu Map SEは教師用が36万円、学生用が24万円となっています。
モニター募集とお問い合わせ
現在、Acu Mapの効果を評価するために学生と教育機関のモニターを募集中です。興味があれば下記の連絡先までご応募ください。
- Email:
[email protected]
- お問い合わせ電話: 03-6695-9739
- FAX: 03-4330-1947
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