多文化ビジネスを切り拓く「GLOCAL BRAINS」の誕生
有限会社マッスルパワーズが、株式会社電通の電通ダイバーシティ・ラボと業務提携し、新たに「GLOCAL BRAINS(グローカル・ブレーンズ)」というサービスを開始しました。このプロジェクトは、多文化ソリューションやアイデアを提供し、グローバルビジネスの発展を支援することを目的としています。
グローバルビジネスの拡大背景
近年、日本を含むグローバルビジネスの注目度が高まっています。特に、訪日外国人の増加や、日本に居住する外国人の数が増える中で、新たなビジネスチャンスが広がっています。2015年度には、訪日外国人数が過去最高を記録し、今後もその増加が見込まれています。また、日本からの海外市場への進出も進んでおり、製造業の海外生産比率も上昇を続けています。
しかし、グローバルビジネスを進める上では、従来の定量・定性調査だけでは課題の理解やニーズの把握が不十分であるという現状がありました。特に、日本国内における外国人の調査においては、言語の壁や国籍の偏りが問題視されていました。
そこで、マッスルパワーズと電通ダイバーシティ・ラボが提携し、多文化ソリューションとともにアイデア提供が可能な体制を整えることとなりました。これにより、より多様な視点でのビジネス展開を図ります。
「GLOCAL BRAINS」の概要
「GLOCAL BRAINS」は、約3000名の外国人を編成したインサイト発見やアイデア創出を行うプログラムです。これにより、クライアントのニーズに応じた最適なプロジェクトを実施し、ソリューションを提供します。
- - パネルの専門性: 80カ国以上のタレントやモデルのみならず、様々な分野の専門家を集めることで、多角的な知見を得ることが可能です。
- - クロスカルチャーの理解: 長期的に日本に住む外国人が集まるため、日本文化への理解が深く、独自の視点から提案することができます。
- - 高いコミュニケーション能力: 日本語で進行できるメンバーが多いため、円滑なコミュニケーションが実現します。
- - 一貫したプロジェクト管理: 繁忙な開発プロセスを支えるため、マッスルパワーズと電通の連携でスムーズな企画推進が行われます。
提供されるサービスの一例
「GLOCAL BRAINS」では、以下のようなサービスが提供されます。
- - インバウンドビジネスの支援: 既存の施設やサービスに対する海外視点を導入し、イノベーションを促進します。
- - ライフスタイル・トレンド調査: 外国人パネルが集めた情報を元に、日本におけるライフスタイルやトレンドのレポートを届けます。
- - 新商品のコンセプト作り: 新プロジェクトが始まる際に、外国人の視点で企画から参加し、コアメンバーとして活動します。
- - キャラクターの起用: プロジェクトの一環として、リアルなキャラクターの導入も様々な期間で提供可能です。
電通ダイバーシティ・ラボについて
電通ダイバーシティ・ラボは、電通の多様性を価値とする考え方(ダイバーシティ・シンキング™)を普及し、企業や社会の変化を支援する組織です。約100名のスペシャリストが集まり、多様性の尊重を基礎として、『みんなのミライ™』の実現を目指しています。
このように、マッスルパワーズと電通の提携は、グローバルビジネスの活性化を目的とし、今後の展開に期待が高まります。