NECフィールディング、相模原における自動化物流の未来
NECフィールディングが、神奈川県相模原市のテクニカルセンターに新たに導入した3次元の高速ピッキングシステム『Skypod®』が、物流業界に大きな変革をもたらしています。このシステムは、フランスのExotec社が開発したもので、保守部品のピッキングや仕分け作業を自動化することを目的としています。
Skypod®の特長と性能
『Skypod』は、ロボットが自らラックを上下させ、必要なアイテムを作業者の元まで運ぶ、いわゆる「Goods to Person」方式を採用しています。これにより、倉庫内の作業は従来の約8分の1にまで短縮され、より効率的な入出庫作業が実現されました。作業者は、高速で正確なピッキングを行うことができ、ヒューマンエラーも減少しています。その結果、在庫管理の精度も向上し、業務の標準化が進むことで、作業の属人化も解消されています。
導入が開始されたのは2023年1月19日で、NECフィールディングはこの新システムを通じて、全体的な作業効率の向上と、高いセキュリティ環境の下での保守部品保管サービスを提供することが可能になりました。これにより、顧客ニーズに応える新しいマネージドサービスも展開予定です。
IHI物流産業システムの役割
このプロジェクトでは、株式会社IHI物流産業システムが全体の統括を行い、システム設計から設置、アフターサービスまでを一貫して対応しています。同社は、自社のユニークな技術を駆使して、従来の物流モデルを革新し、単なるコストセンターではなく、プロフィットセンターへと変革する取り組みを進めています。
施設の概要と運用
相模原テクニカルセンターの施設内には、15台のロボットが稼働し、10,818ビンを保管できるコンテナが設置されています。NECフィールディングのロジスティクス統括部長、岩田勝氏は、今回のプロジェクトを通じて倉庫業務の自動化、省人化を推進し、入出荷能力や作業品質の向上を図ることを強調しています。また、免震構造や強固なセキュリティシステムを備えており、災害リスクへの対策も万全です。
いよいよ見えてきた未来
NECフィールディングとIHI物流産業システムによるこの取り組みは、ロジスティクス分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)の象徴です。今後これらの先進的な技術が広がることにより、障害復旧対応の迅速化やサービス品質の均一化が進むことでしょう。また、公益性を追求した取り組みが顧客の事業継続を支えることに期待が寄せられています。
両社は、物流業界における技術革新と運用の一体化を推進し、持続可能な社会の実現に向けて努力を続けていく方針です。今後どのようにこの技術が発展し、物流業界にインパクトを与えるのか、目が離せません。
まとめ
NECフィールディングが相模原テクニカルセンターに導入した自動倉庫システム『Skypod』は、倉庫業務の効率化と精度向上に寄与する大きな一歩です。今後の展開に期待しつつ、我々もその成果を見守っていきたいと思います。