シナモンAI平野未来氏、日揮ホールディングス社外取締役に就任 - AI技術で持続可能な未来を創造 -
株式会社シナモン(以下、シナモンAI)は、代表取締役Co-CEO平野未来氏が、日揮ホールディングス株式会社の社外取締役に就任したことを発表しました。平野氏は、国内エンタープライズ企業へのAIソリューション提供やAIコンサルティングを軸としたDX推進、そして起業家・経営者としての経験を活かし、日揮ホールディングスの社外取締役として活動していく予定です。
日揮ホールディングスは、創業以来「エネルギーと環境の調和」を掲げ、ビジネスを展開してきました。現在は、パーパスを「人と地球の健やかな未来づくりに貢献する―Enhancing planetary health」と再定義し、エネルギートランジション、ヘルスケア・ライフサイエンス、高機能材、資源循環、産業・インフラの5つのビジネス領域で事業を行っています。
平野氏の就任は、日揮ホールディングスが提唱するデジタル技術を活用したビジネス改革「ITグランドプラン」のプロセス変革、大規模言語モデルや生成AI、RAGといった最新AI技術導入のアドバイザリーなどに大きく貢献すると期待されています。
平野氏は、日揮ホールディングスのパーパス「Enhance planetary earth」に共鳴し、社外取締役就任のオファーを受けました。人類最大の課題である気候変動に最前線で立ち向かう同社と共に、AI関連の知見を活かして大きな社会的インパクトを生み出すことに意義を感じているとのことです。
また、日揮ホールディングスが「ITグランドプラン」を軸にビジネストランスフォームしていく中で、持続的な成長を実現するためには、AIをはじめとする最新テクノロジーを活用した新規事業を複数確立していくことが重要であると考えています。平野氏は、起業家・経営者としての経験、シナモンAIの先進AI技術の導入やコンサルティング知見を活かし、日揮ホールディングスの戦略策定や実行に貢献していくと確信しています。
平野未来氏について
平野未来氏は、シリアル・アントレプレナーとして知られています。東京大学大学院を修了後、レコメンデーションエンジン、複雑ネットワーク、クラスタリング等の研究に従事しました。2005年、2006年にはIPA未踏ソフトウェア創造事業に2度採択され、在学中にネイキッドテクノロジーを創業し、iOS/Android/ガラケーでアプリ開発できるミドルウェアを開発・運営しました。2011年には同社をmixiに売却しています。
その後、数々の賞を受賞し、世界経済フォーラムが選出する世界に変化をもたらす40歳以下のヤング・グローバル・リーダーズの2022年度クラスに選ばれました。また、内閣官房IT戦略室本部員、内閣府税制調査会特別委員、内閣府経済財政諮問会議専門委員など、政府機関でも重要な役割を担っています。
シナモンAIについて
シナモンAIは、「誰もが新しい未来を描こうと思える、創造あふれる世界を、AIと共に」をパーパスに、高度なビジネスAIソリューションを実現するため、AIプロダクトとAIコンサルティングを提供しています。
同社は、非構造化データを対象としたAIプロダクト事業、AIコンサルティング事業を展開しており、圧倒的高精度のドキュメント解析技術を大規模自然言語モデル(LLM)と組み合わせることで、「自動化の自動化」を推進しています。生成AIを統合可能な革新的AI-OCR「Flax Scanner」や、LLM活用を大幅に促進する「Super RAG」をコアに、顧客が保有するナレッジからAI時代の新たな事業構造を創造し、飛躍的な成長を実現する変革の先導役として、多くの国内大手企業への提供実績を有しています。
シナモンAIは、人工知能研究所をベトナムに構え、高度なAI人材を獲得・育成するエコシステムを構築し、AI-OCR、自然言語処理、大規模言語モデル、音声認識など、非構造化データを活用する技術資産を蓄積しています。これらの技術を、独自のAI戦略「ハーベストループ」と共に、DXやAI活用の推進を支援しています。
平野氏の社外取締役就任は、日揮ホールディングスのDX推進、新規事業開発、さらには持続可能な未来創造に大きく貢献することが期待されます。