基幹データを活かす新たなスタンダード
株式会社primeNumber(以下、primeNumber)とウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)が、データ活用の新たな基盤を構築するための連携を発表しました。この連携により、primeNumberが提供するクラウドETLサービス「TROCCO」とウイングアークのデータ分析基盤「Dr.Sum」が統合されます。これにより、企業の基幹データを活用して、より精度の高い分析と意思決定が促進されることが期待されています。
1. 連携の概要
この度の連携では、TROCCOの新たに開発されたコネクタを利用し、Db2 for i(IBM i)などの基幹システムのデータをDr.Sumに集約します。2026年8月5日から正式にコネクタが提供され、この時点から企業は自社の重要なデータを容易に分析基盤へ取り込むことが可能になります。連携により、AIエージェントによる自然言語での分析が実現し、ビジネスの意思決定をより迅速に行える環境が整います。
2. データ利用の進化
企業が持つ膨大なデータ量は、AI活用において決定的な役割を果たします。しかし、多くの企業では、セキュリティや技術的な制約から、そのデータを分析基盤に十分に統合できていない現状があります。このような中、TROCCOは基幹データを集約し、Dr.Sumが提供するAIデータ活用環境を拡大することを目指しています。
特に、Dr.Sum Local MCP Serverを通じて集約されたデータは、自然言語での分析が可能となり、営業やマーケティングなどの業務システムへもリアルタイムでフィードバックされます。これにより、企業内のデータ活用がシームレスに行えるようになることが期待されています。
3. 新しいビジネスサイクルの構築
この連携を通じて、企業のデータは単なる蓄積から、実際のビジネスの成果へと変換される仕組みが整います。TROCCOによるリバースETL機能を活用することで、分析の結果をSalesforceやSharePoint上のExcel、kintoneといった業務システムに書き出し、組織の現場に対して直接フィードバックを行うことができます。これにより、企業はデータに基づいたより良い意思決定を行い、業務改善を図ることができるのです。
4. 企業の声
primeNumberの田邊雄樹CEOは、「AIを活用するためには信頼性の高いデータ基盤が必要であり、TROCCOとDr.Sumの連携は企業のデータ活用を加速する重要なステップになる」と述べています。一方、ウイングアークの森脇匡紀CSOも、「AIが十分に機能するためには、データを整理し活用する環境を整備することが不可欠であり、今回の連携でその実現が可能となる」としています。
5. セミナーの開催
さらなる情報を求める企業に向け、両社は共催のオンラインセミナーを開催します。タイトルは「基幹データを眠らせない!TROCCOとDr.Sumで実現するAI×業務還元の最新データ基盤構築」で、2026年9月15日に実施予定です。この機会を通じて、具体的な導入方法や活用事例について共有される予定です。
6. まとめ
データ活用がますます重要視される現代において、primeNumberとウイングアークの連携は、企業に新たな可能性を提供します。これまでにないデータとAIの活用法が実現されることで、ビジネスの現場での意思決定が加速し、多くの企業がその恩恵を受けることが期待されます。
参考資料