就活人気企業ランキング2025で47位に躍進したリグリットパートナーズの取り組みとは

就活人気企業ランキング2025、リグリットパートナーズが47位に

2023年10月、株式会社Re-grit Partners（リグリットパートナーズ）が就活サイト「ONE CAREER」による『就活人気企業ランキング2025【東大・京大編】27卒春期速報』において、全体47位、コンサル・シンクタンク部門で16位にランクインしました。それもそのはず、同社は前年から61位の大幅な順位アップを果たし、学生にとっての注目度の高まりを見て取ることができます。

ワンキャリア就活人気企業ランキングの概要

このランキングは、東京大学・京都大学およびその大学院に在籍する学生を対象にしたもので、2016年から発表が続けられています。「就活人気企業ランキング」としては、企業の人気度を示す重要な指標であり、学生の志向や業界のトレンドを反映する指標として広く認知されています。

リグリットパートナーズの47位という結果は、ベンチャー企業としては異例のTOP50入りを意味し、学生がより本質的なキャリア選択を志向している背景を示しています。では、どのような要因がこの成功をもたらしたのでしょうか。

リグリットパートナーズの独自の取り組み

リグリットパートナーズは「就活変革」を掲げ、採用活動そのもののデザインを変更しようとしています。ただ単に母集団を形成するのではなく、「学生にとって最も良いこと」を起点にした本質的な価値の提供を行っています。

具体的には、同社は学生自身が「自分は何者か」「どのように働きたいか」といった重要な問いに向き合える場を積極的に創出しています。その一環として、自己分析やキャリア戦略設計に重点を置いたセミナー、あるいは実践型のインターンプログラムを展開し、短期間でも成長を実感できる機会を提供しています。

このような取り組みの結果、2025年卒向けの支援には、前年から10倍以上の学生が参加し、質の高い選考体験が続々と評価されています。実際、2024・2025年には「ONE CAREER就活クチコミアワード」で2年連続GOLD賞を受賞しています。

採用活動の新しい捉え方

新卒採用責任者の髙尾輝氏は、「採用を“人を見極める場ではなく、社会に価値を返す場”と捉えている」と語り、就活の常識を揺るがすようなアプローチをしています。学生が自身の信念を見つけ、多くの成長が実感できるような機会を提供することに力を入れています。

髙尾氏は、企業説明に多くの時間を割くのではなく、一人ひとりの思考に向き合ったプログラムを開発したと述べています。そして、今回10倍以上の学生が参加したことは、その姿勢が学生たちに受け入れられた証だと思っているようです。

組織の成長と未来へのビジョン

リグリットパートナーズは、2017年に設立されたコンサルティングファームであり、設立からわずか8年で社員数は約450名に達しました。企業としての成長は目覚ましく、Financial TimesとStatistaが発表した「High-Growth Companies Asia-Pacific」ランキングでは、3年連続でManagement Consulting部門で日本1位を獲得しました。

今後もリグリットパートナーズは「どう魅せるか」ではなく「どれだけ成長を後押しできるか」という姿勢で、学生一人一人の未来を支援しつつ、就活に対する新たなアプローチを模索し続けていくことでしょう。学生と企業の架け橋となり、いかにして実質的な変化を生み出すかが、今後の重要なテーマとなります。