エザコンワ局長来日
2025-02-27 10:21:15

国連開発計画のエザコンワ局長、日本訪問で国際協調を呼びかけ

エザコンワ局長、日本訪問で国際協調を促進



国連開発計画(UNDP)のエザコンワ局長が、2025年3月2日から5日にかけて東京を訪れます。これにあたっての主な目的は、世界経済の分断を回避し、平和な秩序を修復するための国際会議「東京会議2025」に参加することです。国際的な課題に対する対話や提案を行い、特に貧困、格差、気候変動といった不公正に立ち向かう意義を広めます。

本年は国連創設80周年という重要な節目にあたる年でもあり、8月には日本政府主導で、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が横浜で開催される予定です。エザコンワ局長は、アフリカ諸国の視点から、現在直面している紛争と多国間主義の脆弱化といった根本的な課題への対策を提起し、未来の多国間協力のあり方について議論を促します。

また、エザコンワ局長は、訪日中に日本の関係者や在日アフリカ外交団、NGO、大学生、ユースグループ、民間セクターの代表者との対話を通じて、TICADの将来や主要アジェンダについての話し合いを行う予定です。彼は、アフリカ諸国及び関係機関の参加が重要であり、主体的なアプローチを強化する必要があると強調します。アフリカのオーナーシップを高め、世界および地域の開発枠組みと官民のパートナーシップを構築する重要性も訴えます。

この訪問を通じて、エザコンワ局長は2025年8月20日から22日にかけて横浜で開催予定のTICAD9に向けた機運を高め、アフリカの可能性や国際協力への理解を深めることを目指しています。若者や学生たちが、日本とアフリカとの関係強化において、次世代のリーダーとしての役割を果たすことも期待されているのです。

UNDP代表団としてのエザコンワ局長の訪日は、特に重要な意味を持つと言えます。彼は、持続可能な開発やアフリカの国々のパートナーシップをテーマに、若い学生たちをエンパワーメントするための模擬アフリカ連合(MAU)会議の立ち上げイベントにも参加します。前回の会議は、アフリカ開発会議の閣僚会議と連携し、アフリカの32か国から73人の代表者が参加するなど、成功裏に行われました。今回の第2回目の会議も、UNDP、国際協力機構(JICA)、上智大学の協力のもと、アフリカと日本の学生ボランティアによる組織委員会が主催します。

加えて、東京会議2025の公開フォーラムも開催され、国際機関とともに世界の協力と平和の修復について議論が行われます。約30名のスピーカーが集まり、多国間協力やグローバルガバナンスについての深い議論が期待されます。

訪日中のプログラムは充実しており、日本の国際協力やアフリカに対する認識を高める良い機会となるでしょう。エザコンワ局長は、今回の訪問を通じて提起される多くのメッセージが、将来の国際関係にも大きな影響を与えることを望んでいます。


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会社情報

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国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所
住所
東京都渋谷区神宮前5-53-70UNハウス8階
電話番号
03-5467-4751

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