高知で生まれた新たな流通モデル「森尾商店」の挑戦

新たな流通の形、森尾商店

2025年2月1日、合同会社エクスライドが高知で新しい流通の形「森尾商店」を正式に立ち上げました。この事業は、地元農家と消費者、さらには飲食業者を直接結びつけることを目的としています。

地元農家と消費者を繋ぐ

「森尾商店」は高知の新鮮な野菜を消費者のもとへ直接届けることで、伝統的な行商のスタイルを現代のデジタル技術で再構築します。地元の農家と福祉施設、病院、食堂、レストランなどと取引を開始し、特に新鮮さを重視した配送体制を整えています。これにより、農家は適正な価格で自らの野菜を評価され、飲食業者は仕入れコストを削減し、高品質な食材を手に入れることが可能になります。

物価高騰と農家の課題を解決する取り組み

近年の物価高騰が飲食業界に深刻な影響を与えています。飲食店は原材料費が上昇し、農家は市場競争による価格低下に頭を悩ませています。そこで、エクスライド社は「令和の行商」を掲げ、両者を結ぶ新たな流通モデルを誕生させたのです。

デジタル化の推進

「森尾商店」はLINE公式アカウントやYouTubeライブを駆使して、注文の効率化や生産者のストーリーを発信。これにより、消費者との距離を縮め、透明性のある取引を実現しています。例えば、LINEでのやり取りでは、担当者が野菜の使用用途を確認し、それに応じた価格の安い品を提案することで、取引先のニーズに応じた柔軟な対応を行っています。

また、地元の特産品に関連するお得なお知らせも配信し、さらなる取引の円滑化を目指しています。これにより、取引先は安心して必要な商品を仕入れられる環境が整います。

今後の展望

今後は、県外や国外への販路拡大も視野に入れ、リアル店舗やネット販売の強化を進めます。さらに自社工場を設立し、カット野菜や加工食品の製造も計画。これにより、流通の最適化だけでなく、飲食業界の新しい選択肢を提供できるよう努めます。

森尾商店のビジョン

「森尾商店」は、ただ野菜を届けるだけでなく、生産者の想いを消費者に届けることを使命とし、デジタル技術を活用した新しい流通モデルを築いていきます。また、地産地消を推進しながら、高知の魅力を世界に広める取り組みを進めていきます。

鮮度と味わいを最大限に活かした農産物提供に全力を注ぎ、地域の皆様と共に成長し続けることを目指す森尾商店。高知の素晴らしい農産物を、ぜひご利用ください。