Z世代の流行を見据えた最新調査
2025年2月に発表された調査結果によると、株式会社RECCOOが運営する「サークルアップ」が実施したZ世代に特化したクイックリサーチサービスの内容が注目されている。今回の調査では、現役大学生498人を対象にZ世代の流行の意識を探ることを目的とした。
調査概要
この調査は、Z世代の流行というテーマに基づき、大学生がどのように様々なヒットコンテンツを捉えているかを明らかにするものだ。選ばれたトピックには、テレビ、紙漫画、ちいかわ、SMILE-UP.(旧ジャニーズ)、LINE VOOMなどが含まれ、それぞれの理解や意識について調査が行われた。
テレビの流行状況
調査の結果、Z世代の約59%がテレビの流行は終わり始めていると感じており、すでに終わったと感じている人も24%に上った。理由としては、スマートフォンで簡単に動画を見れるためや、配信サービスの充実が影響しているとのこと。
紙漫画のリアル
同様に、紙漫画についても45%のZ世代が流行が終わり始めていると答えた。スマホで漫画が読まれる現在、紙の漫画は持ち運びが不便という実情も影響しているようだ。
ちいかわの人気
興味深いことに、ちいかわは53%の大学生が今流行していると答えた。SNSでの頻繁な言及や、期間限定のカフェイベントの存在が影響を及ぼしていると考えられる。
SMILE-UP.とその影響
一方、SMILE-UP.(旧ジャニーズ)については35%が流行していると感じているが、その半数が流行が終わり始めているとも感じている。ブランド力はあるものの、グループの不祥事などが懸念点として挙げられている。
LINE VOOMの知名度
興味深い点は、Z世代の70%がLINE VOOMの存在を知らなかったという事実だ。流行の兆しと言えるまでには至っていないようだ。
threadsと編み物
また、threadsは38%の人がすでに流行が終わったと感じている一方、編み物は52%が現在流行中と回答し、韓国アイドルの影響が強いとの見方もある。
オーディション番組とInstagramの強さ
さらに、64%がオーディション番組が流行していると回答したことから、テレビでの人気番組の影響が続いていることがわかる。Instagramに至っては、驚くことに85%が流行していると答えており、SNSとしての地位は確固たるものとなっている。
このように、Z世代の流行を把握するためには、単に流行のあるものを俯瞰するだけでなく、実際の意識や重要なコンテンツを注視し続けることが求められている。