たねやグループが導入した新素材Tシャツで持続可能な取り組みを実現

たねやグループが新素材Tシャツを導入

滋賀県近江八幡市に本社を置く、和洋菓子の老舗「たねやグループ」が、環境に優しい新素材「電気の繊維」ピエクレックスを使用したTシャツを自社農園である「キャンディーファーム」のスタッフユニフォームとして採用することを発表しました。この新たな試みは、全国で47店舗を展開するたねやグループが持続可能な社会に向けた一歩を踏み出すものであり、業界注目の取り組みとなっています。

ピエクレックスとは

ピエクレックスは、村田製作所と帝人フロンティアが共同開発した新素材で、植物由来のポリ乳酸から製造されます。この素材は、リサイクル可能で、最終的には土に還る特徴を持っており、きわめて環境に優しい材料として注目されています。また、数少ないが微弱な電気を発生させる機能も持ち、その結果、抗菌効果を発揮することができるため、スタッフの衛生面でも安心です。

新素材の導入理由

「ラコリーナ近江八幡」の理念に沿って、たねやグループは自然の恵みを大切にし、持続可能な取り組みを模索してきました。新素材ピエクレックスは、同グループが目指す循環型社会の実現にピッタリなアイテムです。スタッフユニフォームに採用した理由は、環境保護への強い意志を示すだけでなく、農業からお菓子を生み出すストーリーをお客様に伝える良い兆しであると考えています。

環境への配慮

たねやグループがキャンディーファームで行う活動は、野菜や果物の栽培から、米づくりの学びの場を提供するなど、多岐にわたります。新たなスタッフユニフォームを通して、訪れるお客様に「自然に学ぶ」大切さを広め、一緒に持続可能な社会を作り上げていくことを目指しています。また、ピエクレックス社が展開する「P-FACTS」にも参画し、使用しなくなった衣料は資源として回収し、最終的には堆肥へと変わります。これにより、さらなる資源の循環が期待されています。

教育と自然環境の融合

キャンディーファームでは、農業を通してお菓子の素材について学ぶ取り組みも行っています。「学びの田んぼ」では、従業員が米の栽培や農業経営の大切さを知ることができるよう、実際の農作業に関与します。

また、15年目を迎える「どんぐりプロジェクト」を通じて、植樹活動にも力を入れています。このように、自社農園が持つ大地の恵みを実感しながら、地域貢献を行っています。

未来へ向けた挑戦

たねやグループは、1872年の創業以来、厳選された素材で和洋菓子を提供し続けてきました。今後もサステナブルなお菓子作りを目指し、環境負荷を低減するためにさまざまな取り組みを続ける予定です。持続可能な素材の採用は、ブランドの発展とともに地域社会にも良い影響を与えると確信しています。

今後、たねやグループでは引き続きこの新素材を通じて、さまざまな地域活動と社会貢献に挑んでいくことでしょう。お客様もぜひ、その取り組みを一緒に支えていきましょう。