ネット辞書ランキング
2013-05-16 11:00:20
進捗、瑕疵、遵守が上位に!ネット辞書で調べられた言葉とは
日本人がネット辞書で調べた言葉ランキング
日本の国語辞典『大辞泉』編集部は、5月18日のコトバの日を記念して、日本人が過去1年間にネット辞書で調べた言葉のランキングを発表しました。このランキングは、国内最大級のネット事典サイト「kotobank」のデータをもとに集計されたものです。
ランキングの背景
言葉の意味を調べる手段として、インターネットが主流になっていることが調査結果からも見て取れます。実際、約70%の人が最もよく使用するツールとしてウェブサイトを挙げています。これにより、政府や企業、教育機関でのコミュニケーションにおいて正確な言葉の使用が求められる時代を反映していると言えるでしょう。
ネット辞書での検索結果
発表されたランキングでは、1位に「進捗」が選ばれました。これは、業務やプロジェクト管理の場面でよく聞かれる言葉で、その背景には日本人の仕事に対する真面目な姿勢や、進行状況をしっかりと管理する文化が見て取れます。
2位には「瑕疵」がランクイン。ものづくりの国日本を象徴するこの言葉は、品の品質に対する固有の意識を反映しています。また、3位の「遵守」は、日本の文化に根ざしたルールや倫理を重んじる特徴を示しています。これらの結果は、日本人の言葉使いがいかに意識的であるかを示唆しています。
以下はランキングの詳細です:
1. 進捗(しんちょく)
2. 瑕疵(かし)
3. 遵守(じゅんしゅ)
4. 謹啓(きんけい)
5. 留意(りゅうい)
6. 約款(やっかん)
7. 寸志(すんし)
8. 邁進(まいしん)
9. 意義(いぎ)
10. 出自(しゅつじ)
このように、仕事や日常生活に関わる言葉が多数ランクインしていることが分かります。特に、業務用語の重要性や、日本文化に特有の勤勉さや慎ましさを物語る結果です。
デジタル時代に対応する『大辞泉』
『大辞泉』は、最新25万語以上の言葉を収録し、年間8,000語以上の新語をアップデートするなど、デジタル時代に即した辞書として評価されています。これは、kotobank、Yahoo!辞書、goo辞書など国内主要サイトで利用され、大きなシェアを獲得していることにも表れています。
特別キャンペーンのお知らせ
なお、今回の発表に合わせて『大辞泉』公式ウェブサイトが公開され、特別キャンペーンも実施中です。期間中、対象のクイズに正解すると、抽選で図書カードが当たるチャンスがあります。また、iOS版アプリ『大辞泉』のリリースも予定されており、ユーザーにとって利便性が高まることが期待されています。
まとめ
言葉の大切さを再確認できる今回のランキングを通して、インターネットを活用した情報収集の重要性が改めて浮き彫りになりました。正確な言葉を選ぶことは、私たちのコミュニケーションの基盤となるため、これからも積極的に『大辞泉』などの資源を利用していきましょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社 小学館
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- 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
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