新たな映像体験「記憶の灯」
南島原市は、自治体のPR映像の新たな形を提案するため、ショートフィルム「夢」の続編として「記憶の灯」という約30分の映像をYouTubeで公開しました。この作品は、単なる観光プロモーションを超え、人々との「対話ができる映像体験」を追求しています。
地域のブランディングを重視
2018年に「夢」で観光映像大賞を受賞した南島原市は、次なるステップとして「記憶の灯」に取り組みました。膨大な情報が日々発信される現代において、自治体のPR動画が直面する課題は、視聴者に深く響く内容を提供することです。特に、地域をブランド化するためには、視聴者に心に残るメッセージを届ける必要があります。
このプロジェクトでは、制作する動画が視聴者の心の資産として蓄積されることを重要視し、映像を通じて地域との深いつながりを生むことを目指しました。視聴者が感情的に共鳴することで、自然と地域への愛着が育まれるのです。
人とのつながりを実感する映像
「記憶の灯」は、視聴者とのコミュニケーションを重視した作品であり、市民が制作に参加することで地元の魅力を引き出しています。さらに、長尺の映像でありながら、スマートフォンでも感情をしっかりと届けられるよう工夫されています。
具体的には、映像は南島原市の歴史や文化とともに市民の思いを反映し、やりとりを深めるきっかけを提供しています。その結果、YouTubeでの公開から2ヶ月で372,724回もの視聴回数を記録し、視聴者からは「この映像に心を動かされた」とのコメントが寄せられています。
新たな挑戦と今後の展望
短時間の刺激的なコンテンツが溢れる中で、長尺の映像に挑戦することは大きなリスクを伴います。しかし、南島原市は「記憶の灯」によって、より多くの視聴者と深い対話を築くことに成功しました。その成果は市民との連携を強化し、地域の絆を深めることにもつながっています。
更に、映像は国内にとどまらず、海外にも展開しています。「記憶の灯」の海外版「RAY」は、国際映画祭に応募されており、世界の人々にも南島原の魅力を伝えることを目指しています。
映画のあらすじ
「記憶の灯」は、家族に見放された健人が南島原市で新しい生活を始め、地域の人々とのふれあいを通じて心を再生させていく物語です。映像は、愛情を持って描かれた普遍的なテーマに基づき、視聴者に温かな感動を提供します。
詳細は、南島原市ショートフィルムとともに、ぜひご確認ください。映像を通じて新しい体験を手に入れることができるでしょう。
記憶の灯 - YouTube
海外版RAY - Vimeo
お問い合わせ先
南島原市総務秘書課
TEL:0957-73-6621
南島原市HP