「LIFULL 介護」がAIボイスボット「MOBI VOICE」を活用して24時間相談窓口を開設

あなたの不安を解消する新たな相談窓口

高齢者の住まい選びは、人生の大きな決断の一つです。そのため、信頼できる情報やサポートが求められます。最近、株式会社LIFULL seniorが運営する「LIFULL 介護」は、AIボイスボット「MOBI VOICE」を導入し、高齢者向けの住まい探しのサポート体制を強化しました。この取り組みにより、24時間365日、いつでも電話での相談が可能となります。

導入の背景と目的

この新しいシステムの導入に至った背景には、ユーザーからの相談が日常的に多く寄せられている実情があります。「LIFULL 介護入居相談室」では、高齢者住まいアドバイザーが専門的な相談に乗る屋台骨の役割を果たしていますが、営業時間外では電話対応ができなくなっていました。そこで、利用者がいつでもアクセスできる体制を構築するために、AIボイスボットを導入しました。

「MOBI VOICE」の特徴

「MOBI VOICE」は、AIと音声認識技術を駆使した自動応答システムで、電話での問い合わせに対して自動的に応答できます。このシステムは、営業時間外の相談窓口として機能し、利用者からのヒアリングを行います。具体的には、訪問や資料請求の希望、折り返しの時間などの情報を自動的に収集し、記録します。

この後、翌日にはオペレーターがその内容を元に電話を掛け、きめ細かなサポートを提供します。これにより、相談者の負担が軽減され、必要な情報をスムーズに得られる仕組みが整いました。

大きな期待の成果

「MOBI VOICE」の導入で期待される効果は様々ですが、特に「機会損失を防ぐこと」と「利用者満足度を向上させること」が挙げられます。これにより、夜間でも気軽に相談できる環境が提供され、利用者のストレスを減らすことができます。さらに、導入されたシステムは、今後の拡張性も高く、ユーザーからのフィードバックを受けながら、シナリオやガイダンスの内容を改善していく方針です。

導入にあたっては、LIFULL seniorのプロダクトマネージャー、加藤宏一氏もコメントを寄せており、「MOBI VOICE」の使いやすさや将来性について期待を寄せています。運用改善に努めることで「いちばん不安な時に、いちばんの頼りになる」存在として、ユーザーに寄り添ったサービスを提供することを目指しています。