福島の復興を日英版新聞で発信する神田外語大学の挑戦
神田外語グループは、東日本大震災とそれに続く原子力災害から15年という節目に、福島の復興への取り組みを広くアピールする「震災復興発信プロジェクト」を展開しています。このプロジェクトの中心となっているのは、神田外語大学の柴田真一ゼミに所属する19名の学生たちです。
彼らは、福島県浜通り地域で実施されたフィールドワークを通じて、震災の影響を受けた地域を観察し、現地の人々の声を集めました。その結果、完成したのが日英版の震災復興新聞『福島とともに(英題:”Together with Fukushima”)』です。この新聞は、福島県の復興状況や新たな取り組みを多角的に伝えるために制作されました。
贈呈式の予定
この新聞は、2026年1月26日、福島県庁にて内堀雅雄知事に手渡される予定です。贈呈式では、新聞の他に震災復興をテーマにしたビール『綺麗ALE』も一緒に贈呈されます。
このプロジェクトでは、学生たちがキャリア教育の一環として、地域の特産物や新産業に関する情報を収集し、それを元に新聞を制作する活動が行われました。新聞は日本語と英語の2言語で構成され、海外の読者にも福島の現状を伝える工夫がなされています。
震災復興新聞の内容
『福島とともに』は、地域に住む人々の思いや体験を大切にし、計画がどのように進行しているのかを対話形式で紹介しています。また、この新聞は、福島の復興に関する情報を集約し、今後のプレゼンテーションにも利用される予定です。学生たちはこの贈呈式を通じて、福島の人々の挑戦や希望を世界に発信する重要性を深く実感しました。
震災復興ビール『綺麗ALE』の背景
また同時に紹介される震災復興ビール『綺麗ALE』は、福島の特産物を使用したクラフトビールで、地域の生産者との連携により実現しました。ラベルには、震災復興新聞のQRコードが印刷されており、ビールを手にした人が新聞を通じて福島の現状に触れることができる仕掛けになっています。
学生の声
このプロジェクトに参加した学生の関口椋久さん(3年生)は、「震災からの復興は、ただの数字や制度では表現できない。それは人々の思いや日々の積み重ねだと取材を通じて強く感じました。私たちの新聞を通して、多くの方々が福島の現在を理解し、未来への視点を持つきっかけになれば嬉しいです」と語ります。
教員の期待
さらに、プロジェクトの担当教員である柴田真一先生は「学生たちがフィールド研修を通じて学んだことは、自分の課題として捉え、今後も福島の発信者として活動を続けることが重要です。本プロジェクトの今後の展開に期待しています」と述べています。
このように、神田外語大学の「震災復興発信プロジェクト」は、福島の復興の姿を世界に伝えるための重要な一歩を踏み出しています。学生たちが生み出した新聞やビールは、単なる成果物ではなく、地域の人々とのつながりを感じさせ、未来へ向けた希望の架け橋となっています。今後もこのプロジェクトから目が離せません。