Jストリーム、CDNサービスにBLUE Sphereを統合
株式会社Jストリーム(証券コード4308)は、同社が提供するCDNサービス「J-Stream CDNext」にて、クラウド型総合セキュリティサービス「BLUE Sphere」のWAF機能をオプションとして新たに追加することを発表しました。これにより、顧客はWebアプリケーションのセキュリティを強化しつつ、配信効率を向上させることが可能になります。
J-Stream CDNextの概要
J-Stream CDNextは、Content Delivery Network(CDN)を利用したサービスであり、コンテンツの配信を効率化する独自のネットワークを構築しています。このサービスは、表示速度の向上やオリジンサーバーへの負荷分散、冗長性の確保、SSL処理の高速化などの主要機能を備えています。特に、日本国内でのサービスにおいて、複数のISPやIDCにサーバーを分散配置し、大規模なコンテンツ配信に対応しています。これにより、1,400以上のアカウントに導入され、顧客への柔軟な配信設定が可能となっています。
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BLUE Sphereの特徴
BLUE Sphereは、ウェブサイトのセキュリティを包括的に支援するために設計されたサービスで、WAF(Web Application Firewall)やDDoS防御、改ざん検知などを提供しています。このシステムには、DNS監視や万が一の際のサイバーセキュリティ保険までが含まれ、シンプルな料金体系が特徴です。さらに、料金プランは直近3ヶ月の実績に基づいて決定されるため、コストを抑えながら必要な機能を利用できます。これにより、セキュリティ対策を初めて導入する企業にとっても、非常に利用しやすい選択肢となっています。
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提供開始の背景
近年、ECサイトやオンラインゲームサイトを運営する企業において、安定した運用を実現するためには、CDNやWAFといった複数のサービスを導入し、連携させることが求められています。しかし個別にサービスを導入することは、IT人材の確保やコスト面での課題も多く、導入が進まないケースが見られます。そこで、JストリームはCDNとWAFを一体型のサービスとして提供することで、顧客の運用負荷を軽減し、選定や導入にかかるコストを抑える狙いがあります。
利用料金とトライアル情報
WAF機能をオプションとして加える場合、利用料金はトラフィックに応じて変動します。トライアル期間を設けることで、実際の流量を確認することができるため、申込を希望する企業は無償トライアルを利用することができます。トライアル申し込みは、特設の申し込みフォームから行えます。
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脆弱性診断サービスの提供
加えて、Webサイトの安全性レベルや脆弱性のポイントを無料で診断するサービスも実施しています。この診断により、セキュリティ対策を考える際の参考となる情報を得られます。興味のある企業は、こちらから申し込むことができます。
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株式会社アイロバとJストリームの連携
なお、Jストリームは2016年に設立された株式会社アイロバと連携し、サイバーセキュリティ対策やITインフラの事業展開を推進しています。アイロバは幅広いサイバーセキュリティサービスを提供しており、国内の多くの企業に対してより安全なITインフラを提供しています。
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まとめ
Jストリームの新サービス「J-Stream CDNext」にBLUE Sphereを追加することで、Webサイト運営者は従来の高機能なCDNサービスに加え、セキュリティ機能も容易に統合できるようになります。これにより、現代のデジタルビジネス環境において求められる安定性と安全性を同時に実現することが期待されています。