明治を描く展
2024-10-09 17:54:49

明治を描く―歴史を巡る壁画展が明治神宮ミュージアムで始まる

明治を描く―壁画に挑んだ画家たち―



明治神宮外苑に位置する聖徳記念絵画館で行われる展覧会「明治を描く―壁画に挑んだ画家たち―」は、2024年10月12日から12月1日まで開催されます。この展覧会では、明治天皇と昭憲皇太后の御事績を描いた80点の巨大な壁画が主役となります。壁画は、近代国家の礎を築いた明治という激動の時代を振り返る貴重な資料となっており、数々の画家たちの技術が結集されています。

聖徳記念絵画館の壁画は、往年の制作過程や裏話に迫る「壁画謹製記録」に基づいており、新たに発見された草稿によりその魅力が大きく広がったといえます。この取り組みは、壁画制作に携わった画家たちの苦心や情熱が刻まれた歴史的なストーリーを明らかにします。

壁画制作の背景



明治神宮は大正9年に創建され、その6年後に明治神宮外苑が開設されました。明治天皇と昭憲皇太后のご遺徳を永く後世に伝えるために全国から寄付が集められ、国民のための文化芸術の場として発展してきたのです。聖徳記念絵画館は、その中心施設であり、80枚の壁画が奉掲されています。特に「岩倉大使欧米派遣」などの作品は、今なお教科書や資料で使用され、多くの人々に知られています。

新たな研究成果の発表



本展では、未整理だった資料から発見された壁画謹製記録が展示され、明治神宮が所蔵する壁画下図との対比を通して、制作背景が詳しく紹介されます。これにより、過去の研究の成果を振り返りつつ、新たな発見の重要性も再確認されることでしょう。

「壁画謹製記録」は、明治神宮奉賛会が壁画制作の経緯をまとめた重要な記録で、これまで一部が未完成のまま残っていました。しかし、最近になってそれらの草稿群が発見され、展覧会を通して多くの人に伝える機会が提供されることとなりました。

展覧会詳細



展覧会は毎週木曜日を除いて開催され、開館時間は10:00から16:30までとなっています。入館料は一般1,000円、高校生以下や20名以上の団体は900円になります。特に、明治神宮の崇敬会会員や障害者手帳をお持ちの方には無償で入館できる特典もあり、多くの人々にこの展覧会を訪れてもらいたいという意図が見えます。

アクセスと施設概要



明治神宮ミュージアムは東京都渋谷区代々木神園町に位置し、JR原宿駅から徒歩5分、東京メトロ明治神宮前駅からも徒歩でアクセス可能です。

皆さんも、この貴重な機会に明治の歴史を感じる壁画展に足を運んでみてはいかがでしょうか。多くの発見と感動が待っています。


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会社情報

会社名
明治神宮ミュージアム
住所
東京都渋谷区代々木神園町1-1
電話番号

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