持続可能な未来に向けた植樹プロジェクト
LINEヤフー株式会社と田島山業株式会社は、2024年9月19日に共同で「持続可能な未来に向け、豊かな森を育成する植樹プロジェクト」を実施しました。このプロジェクトは、田島山業が所有する森林「みんなの森」での初めての試みとして、新しい一歩を踏み出したものです。合同で実施されたこのプロジェクトは、地球環境への配慮と社会貢献を大きな目標としています。
J-クレジット契約によるCO2削減
LINEヤフーと田島山業は、10年間にわたって森林由来のJ-クレジットを売買する契約を締結しました。この契約により、毎年1,500トンのCO2を吸収することを目的としています。この取り組みを通して、林業を通じた「より豊かな森林の育成」や「持続可能なCO2削減」、「土砂災害の防止」、さらには「生物多様性の保全」を目指しています。今回の植樹活動では、LINEヤフーの社員は、田島山業の森林で自ら苗木を植える体験も行いました。
植樹活動の詳細
プロジェクトでは、地域に適した在来樹種を用いて、コナラ、エノキ、ヤマザクラなどの苗木を合計100本植樹しました。これらの樹木は、森林に生息する生き物たちの食糧となることから、生物多様性の保全に貢献します。以下が植樹の内訳です。
- - コナラ:10本
- - エノキ:10本
- - キハダ:10本
- - ヤマハンノキ:10本
- - ヤマザクラ:10本
- - ヤマボウシ:10本
- - ヤマガキ:10本
- - ガマズミ:10本
- - ミズキ:10本
- - マユミ:10本
この植樹活動は、生物多様性の豊かさを後世に伝えるための取り組みでもあり、2033年まで継続的に実施される予定です。
生物調査から得られた知見
さらに、植樹の際には、いきものコレクションアプリ「Biome」を使用した生物調査も行われました。このアプリは、撮影した動植物の写真を解析し、名前を判定する機能を持っています。生物調査では、ツチアケビやイタドリ、サワガニなど、約160種の生物が発見され、田島山業の森林の生態系の豊かさが実証されました。
バイオームの社員による講義を受けた参加者は、生物多様性の重要性についても学びました。特に田島山業の森では、地域特有の草花が多く、貴重な植物が多数見つかったことが報告されました。
LINEヤフーのサステナビリティへの取り組み
LINEヤフーは、『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに掲げ、事業活動を通じてポジティブな社会影響をもたらすことを目指しています。また、地球環境や人権といった社会課題にも真剣に向き合い、将来世代への責任をもったサステナビリティ経営を進めています。特に、環境保全や社会貢献の重要性を再認識し、多角的な視点から持続可能な未来を実現するための活動を展開しています。
これからも、このような取り組みを通じて、生物多様性の保全やCO2削減に貢献し、より豊かな社会の実現を目指していきます。