エシカルな美しさを纏う「Himo-Corsage」
4月22日に新発売されるコサージュ「Himo-Corsage」は、地球に優しい選択を可能にするアイテムです。大阪市東成区の森製紐株式会社が、創業73年の経験とフランスの伝統技法を融合させ、廃材をアートに昇華させたこの製品は、いわば循環型の美を象徴しています。
出発点は廃材からの革新
「Himo-Corsage」は、製造過程で発生した廃棄予定の素材を利用しており、その美しさはゼロから生まれるものではありません。井植理衣氏というアートフラワー作家の技術が加わり、飽和した環境への新たな配慮がなされています。彼女の手によって、不必要なものが価値あるアートフラワーに生まれ変わる様子は、まさに驚きの体験です。
実際、井植氏はこのプロジェクトの立ち上げに際し、廃材の持つ魅力を発見し、ひとつひとつ丁寧に手作業で加工し、新たな命を吹き込んでいます。これにより、一般的なコサージュとは異なり、一度咲いたら枯れることのないエシカルな製品が誕生しました。
フランス伝統技法の魅力
「Himo-Corsage」のデザインは、200年以上の歴史を持つフランスの伝統技法に基づいています。特に、井植氏が個々の素材の特性を最大限に引き出すためを考慮し、多様なテクスチャーや色合いを駆使して制作されます。これにより、コサージュはただの装飾品ではなく、各々が独特の物語を持つアートピースとなっています。
環境保護への取り組み
現在、日本では年間約170万トンもの繊維製品が廃棄されているのが現状です。政府の報告によれば、服の再利用率は34%で、66%は廃棄されるという厳しい数字です。この苦境を打破すべく、森製紐は廃材を活用することで、持続可能な循環型社会への貢献を目指しています。
「Himo-Corsage」の開発も、その一環として企画され、井植氏とのコラボレーションにより実現しました。このプロジェクトは、製品が手に取られる度に廃棄物の削減を促進し、環境意識の向上に寄与することを目的としています。
利用シーンと用途
このコサージュは、入園・入学式、卒業式、成人式などのフォーマルな場はもちろん、普段使いでも華やかさを添えることができます。また、贈り物としても喜ばれ、特別な瞬間を彩るアイテムとなります。
さらに、ヘアアレンジのアクセントや、帽子に付けることで、日常のファッションにも取り入れやすいのがポイントです。お祝い事やパーティーシーンにぜひ活躍させてください。
井植理衣氏の思い
井植氏は、自身の制作を通じて「生まれてきてくれて、ありがとう」と感じる時間を届けたいと語ります。この思いは「Himo-Corsage」にも込められており、装飾品がただの物としてではなく、人々の心に響く存在となることを願っています。彼女は、古来から続く「紐文化」に触れ、新たな価値を見いだすきっかけを提供したいという意志を強く持っています。
商品概要
- - 商品名: Himo-Corsage
- - 価格: 11,000円(税込、#5は12,100円)
- - サイズ: 6cm x 6cmから8cm x 8cm
- - 素材: アクリル、レーヨン、ゴム
- - 販売方法: 自社ECサイト「モリスリーストア」での購入が可能です。
詳しくは
こちらからご覧いただけます。
「Himo-Corsage」に込められた想いや、環境保護への努力を感じながら、ぜひ手に取ってみてください。