日本の登山文化を深める特別講演「山小屋の建築史」
2025年3月1日(土)、東京都千代田区に位置するインプレスグループセミナールームにて「2024年度 日本山岳遺産サミット」が開催されます。今回のサミットでは、登山の豊かな文化と歴史を体験できる貴重な機会として注目を集めています。
イベントの概要
このサミットは、株式会社山と溪谷社が運営する日本山岳遺産基金が主催します。第1部では基金の活動報告が行われ、2024年度に認定される日本山岳遺産の地域や団体の発表が予定されています。その中には幌尻岳や北岳、上山高原などの名所が含まれ、これらの地で行われる自然保護活動や登山振興について報告が行われます。
第2部では、信州大学学術研究院工学系の准教授である梅干野成央先生を招き、「日本の近代登山と山小屋の建築史」というテーマで特別講演が行われます。梅干野先生は、日本建築史学を専門としており、土地に根ざした建築文化の伝承を目指して研究に取り組んでいます。先生の著書『山岳に生きる建築』も多くの注目を集めており、山岳エリアの独自の建築文化を理解するうえで貴重な存在です。
参加について
サミットへの参加は500円で、全額が日本山岳遺産基金への寄付として扱われます。また、定員は70名と限られているため、事前申し込みが必要です。参加希望者は、公式サイトにある登録フォームからお申込みができます。
申し込みの締切は2025年2月20日(木)。定員に達し次第受付は終了するため、早めの申し込みが推奨されています。また、未就学児の入場はご遠慮いただくようお願いされています。
日本山岳遺産基金の背景
日本山岳遺産基金は、2010年に設立され、日本の山々が持つ文化や自然を次世代に継承するために作られた団体です。「次世代育成」「山岳環境保全」「安全登山啓発」の3つをテーマに幅広く活動を展開しており、このサミットもその一環です。
まとめ
日本の山岳文化や登山の魅力を深く理解するための絶好の機会であり、特別講演における梅干野准教授の話に多くの方々が興味を抱くことが期待されています。ぜひ、この貴重なサミットに参加して、日本の登山文化への理解を深める体験をしてみてください。