ニシム電子工業が挑戦するJC-STAR適合ラベル取得
ニシム電子工業株式会社は、福岡市に本社を構える総合エンジニアリング企業です。この企業は、通信、監視、制御、電源の4つのコア技術を駆使し、顧客のニーズに合わせた電気・通信システムを企画・設計・製造・施工・運用・保守まで一貫して提供しています。近年、IoT製品のセキュリティが特に重要視される中、同社は「JC-STAR」の適合ラベル取得に果敢に挑戦しています。この取り組みを支援したのが、リスクマネジメントコンサルティングを専門とするニュートン・コンサルティング株式会社です。
JC-STARとは何か?
JC-STARは、情報処理推進機構(IPA)によって定められたIoT製品に関するセキュリティ機能を評価するラベリング制度です。この制度は、IoT製品のセキュリティ対策を可視化し、ユーザーが安心できる製品選びを可能にします。特に日本では、2025年3月から本格運用が開始される予定です。ニシム電子工業は、これに先立ち、社会インフラと密接に関わる蓄電システム「TAMERBA EMS」のパワーマネジメントシステム(PMS)のJC-STAR「★1」(レベル1)適合を目指して、2025年9月までにラベルを取得することを計画しました。
現状の分析と改善対応
ニシム電子工業は、まずJC-STARの適合基準と自社製品の現状を詳細に分析しました。その過程で、必要なセキュリティ対策は取られているものの、技術文書が体系的に整理されていないという課題が浮き彫りになりました。この結果を踏まえ、文書策定や実機テストを通じて改善作業に取り組むことが決定されました。
コミュニケーションを密にしながら、関連部署と協力して進められた改善作業は、2025年9月にIPAによる申請が受理される形で実を結びました。これにより、予定通りJC-STAR「★1」の適合ラベルを取得できることが決定しました。
情報発信と販路拡大のチャンス
JC-STAR適合ラベルの取得は、「TAMERBA EMS」のPMSが確かなセキュリティを備えていることを示す証明となりました。このラベルを取得したことで、他社よりも優位に立つ要素が増え、販路の拡大にも寄与しました。また、同制度に適合することは、補助金制度の利用にもつながります。
全社の知見向上を実現
今回のプロジェクトでは、各部門が協力し合い、改善内容や申請書類の準備を進めた結果、全社的にセキュリティについての知識が深まりました。また、業務プロセスの効率化や適合ラベル取得に向けた重要な知見が得られたことも大きな収穫です。
ニュートン・コンサルティングのサポート
ニュートン・コンサルティングは、JC-STAR適合ラベル取得へ向けた支援を行う中で、専門的な知見を活かして、ニシム電子工業の取り組みをサポートしました。クライアントの現状と適合基準とのギャップを特定し、製品に最適なセキュリティ対策を提案。改善対応や申請を効率的に進めることで、信頼性の高い製品の実現に貢献しています。詳細については、
こちらからご覧いただけます。
まとめ
ニシム電子工業のJC-STAR適合ラベル取得に関する事例は、IoT製品のセキュリティ確保がますます重要になる中で、企業がどのように積極的な取り組みを行っているかを示すものです。また、ニュートン・コンサルティングの支援によって、企業がそのセキュリティレベルを向上させられることが明らかになりました。今後も、IoT業界全体がこの流れを受けて、さらなるセキュリティの向上を目指すことが期待されます。