Spirentが新たに発表した5Gコアセキュリティ自動化パッケージ
次世代の通信技術を牽引するSpirent Communications plcが、5Gコアの自動化プラットフォーム「Spirent Landslide」に新しいセキュリティ自動化パッケージを加えたと発表しました。この革新的なパッケージは、2021年に市場に投入された業界初のサブスクリプションベースの自動テストプラットフォームの機能を拡張するもので、独自に開発したセキュリティテストライブラリも組み込まれています。
この新機能により、サービスプロバイダーは市場投入までの期間を最大60%短縮し、コストを最大80%削減できるとされています。5Gの普及が進む中、オープンなクラウドベースのアーキテクチャは新たなセキュリティの脆弱性を生む可能性があります。そのため、ミッションクリティカルなユースケースを支えるためには、セキュリティの確保が不可欠です。
Spirentのセキュリティ自動化パッケージは、5G通信業者がこの分野で直面するセキュリティリスクを軽減するために設計されています。テスト手法の実績、自動化、そして5Gおよびセキュリティに関する専門知識を組み込んだこのパッケージは、業者が自動化パイプラインにスムーズに組み込めます。
特に、3GPP Security Assurance Specification(SCAS)に準拠した豊富なテストケースライブラリを搭載しており、セキュリティ攻撃のエミュレーションや制御プレーンテストを実現します。これによって、企業は新たなセキュリティの懸念に対処できるだけでなく、迅速なテストが可能になります。
Spirentのライフサイクルサービスアシュアランス部門を率いるDoug Roberts氏は、5Gがもたらす根本的なネットワークの分散化によって新たな脆弱性が増大する点を指摘し、すべての5G通信業者に継続的なセキュリティテストの導入を呼びかけています。
さらに、Spirentの5Gコアオートメーションプラットフォームは、コンプライアンス、キャパシティ&パフォーマンス、セキュリティの3つのパッケージを提供しており、それぞれのパッケージには数百もの構築済みテストケースが含まれています。これにより、顧客は迅速なテストと検証を実現し、市場への参入をスピードアップできると期待されています。
Roberts氏は、Spirent独自の自動化プラットフォームによって、社内でテストケースを作成する必要がなくなり、すぐにROI(投資対効果)が得られると述べています。この新セキュリティパッケージは既存のソリューションを基に拡張を行っており、完全自動化されたテストケースの豊富なライブラリを利用することで、5Gネットワークの性能と安全性に高い信頼性を提供しています。
詳細については、
Spirentの公式サイトをご覧ください。
Spirentについて
Spirent Communications plcは、ネットワーク、サイバーセキュリティ、測位に関する自動試験とアシュアランスソリューションを提供するグローバルなプロバイダーです。Spirentは5G、SD-WAN、クラウド、自律走行車など、最新技術に関する試験や自動化の課題を解決するための革新的な製品、サービス、マネージドソリューションを展開しています。この機会に、ぜひこうした内容を確認してみてください。